STINGER レーシングナビ 9月5日号
WEC、第4戦サンパウロ/ポルシェ、LMP1のテストを実施/日産、マレーシア耐久で6位入賞
【 レース 】
◆[WEC]第4戦、アウディが1-2フィニッシュ。トヨタと可夢偉は無念のリタイヤ◆
世界耐久選手権(WEC)、第4戦サンパウロ6時間レースが、F1のブラジルGPの舞台として知られるブラジル-サンパウロにあるインテルラゴス・サーキットで開催された。
レースはアウディが序盤から快走。終始1-2体制を築き、安定したレース展開でそのまま優勝を飾り、アウディの強さを見せ付けた。3位はレベリオン・レーシングのローラ・トヨタ、12号車が獲得した。
トヨタは序盤、3位を走行するTS030 HYBRIDのステファン・サラザンがアウディを追うも、30分ほど経過した時点でアクシデントに見舞われた。
サラザンがLMP2マシンをパスした際、相手のLMP2マシンが姿勢を崩して接触。そのままコースアウトしてタイヤバリアにクラッシュした。
サラザンはレースを諦めようとはせず、懸命に破損したボディを除去。しかしダメージが大きく、無念のリタイヤとなってしまった。
またLMP2クラスでは、日産とパートナーシップを結ぶG-Driveレーシングのオレカ・ニッサンをドライブしたロマン・ルシノフ、マイク・コンウェイ、ジョン・マーティン組が今季初優勝を飾った。
GTEクラス、AFコルセからフェラーリ458GT2で参戦した小林可夢偉は、マシンが炎上するトラブルに見舞われた。
事故当時はパートナーのトニー・ヴィランダーがドライブ中で、走行中にリヤから火を噴き炎上。幸いにヴィランダーは怪我もなく、すぐにマシンを止め脱出したが、マシンは黒煙を吐きながら燃えあがり半焼、リタイアとなってしまった。
第4戦 サンパウロ 決勝(全クラス総合)
順位 | クラス | ドライバー | チーム / エンジン | ラップ |
1 | LMP1 | ロッテラー / トレルイエ / ファスラー | チームヨースト / アウディ | 235 |
2 | LMP1 | クリステンセン / マクニッシュ / デュバル | チームヨースト / アウディ | 232 |
3 | LMP1 | ハイドフェルト / プロスト / ベッチ | レベリオン / トヨタ | 230 |
8 | LMP2 | 井原慶子 / メルリン/ ニコレット | モーガン / 日産 | 214 |
9 | GTE Pro | フィジケラ / ブルーニ | AFコルセ / フェラーリ | 212 |
20 | GTE Pro | ラミー / スタナウェイ / ダラ・ラナ | AMR / アストンマーチン | 186 |
23 | GTE Pro | セナ / ベル | AMR / アストンマーチン | 174 |
25 | GTE Pro | 小林可夢偉 / ヴィランダー | AFコルセ / フェラーリ | 51 |
27 | LMP1 | サラザン / デビッドソン / ブエミ | トヨタ・レーシング / トヨタ | 25 |
※この順位表は、1、2、3位、日本人ドライバー、日本チーム、元F1ドライバーのみ掲載しています。
Photo by World Endurance Championship
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◆ポルシェ、LMP1マシンのテストが順調に進展◆
ポルシェAは、世界各国のサーキットで新型LMP1マシンのテストを行っており、6月のシェイクダウン以降も様々なテストを実施している。
直近のテストでは、ニール・ヤニがマシンをドライブし、ティモ・ベルンハルトとロマン・デュマのワークス・ドライバーと共にテストを行った。さらに、今季限りでF1引退を発表したマーク・ウェバーも2014年からプログラムに参加する。
テストでは膨大なデータを収集しており、複雑なLMPマシンの製作にはさらなる走り込みが必要であるとしている。
なお、ポルシェは今後、LMP1チームのレースへの準備の様子を専用ウェブサイトで公開する予定となっている。
Photo by Porsche Japan KK
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◆日産、セパン12時間レースでニスモアスリートグローバルチームが6位入賞◆
F1のマレーシアGPの舞台としても知られるマレーシアのセパン・サーキットで開催された「マレーシア・メルデカ耐久レース」(セパン12時間レース)に出場したニスモ・アスリート・グローバル・チームは、予選6位からスタートし、12時間の耐久レースを同じく6位でフィニッシュした。
チームは、ニッサンGTアカデミー卒業生のウォルフガング・ライプ、マーク・シュルツイスキー、日本人ドライバーの千代勝正を加えた3名でエントリー。耐久レース仕様の日産GT-R NISMO GT3をドライブし、スターターは千代が担当した。
レース中は、マシンの左リヤホイールが外れるアクシデントに見舞われもしたが、3人の若手ドライバー達は順調に周回を重ねていき、6位入賞を飾った。
Photo by 日産自動車株式会社
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◆スーパー耐久、第5戦岡山でスリーボンド日産自動車大学校GT-Rが2位入賞◆
8月31日(土)9月1日(日)、 岡山国際サーキットでスーパー耐久シリーズ第5戦が開催された。
レースではGT3クラスに出場したスリーボンド日産自動車大学校GT-R、藤井誠暢 / 佐々木大樹 / GAMISAN組がトップと僅差の2位に入賞した。
大会は3時間レースとしての開催され、雨が強く降ったり止んだりする不安定な天候の中、激しいバトルが展開された。
レースはセーフティ・カーが幾度か導入され、その度にGT-RはトップのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3との差を縮めていった。最後まで差を縮めていき、僅差まで迫ったものの、3時間のタイムアップとなり、惜しくも2位でのフィニッシュとなった。
Photo by 日産自動車株式会社
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◆[NASCAR] スプリント・カップ・シリーズ第25戦◆
9月1日(日)、米国ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第25戦「アドヴォケア 500」が開催された。
レースはトヨタのカイル・ブッシュが優勝し、2位はフォードのジョーイ・ロガーノが獲得。また、3位にもトヨタのマーティン・トゥルークスJr.が獲得した。
次戦、第26戦は9月7日(土)、米国バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
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b>第25戦 アドヴォケア 500 決勝結果
順位 | 予選 | No. | ドライバー | 車種 | 周回 |
1 | 9 | 18 | カイル・ブッシュ | トヨタ | 325 |
2 | 11 | 22 | ジョーイ・ロガーノ | フォード | 325 |
3 | 7 | 56 | マーティン・トゥルークスJr. | トヨタ | 325 |
7 | 3 | 42 | ファン・パブロ・モントーヤ | シボレー | 325 |
21 | 21 | 10 | ダニカ・パトリック | シボレー | 323 |
出場ドライバー:43人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆[NASCAR] ネイションワイド・シリーズ第24戦◆
8月31日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第24戦「グレートクリップス/ グリットチップス 300」がアトランタ・モーター・スピードウェイで開催された。
レースはシボレーのケヴィン・ハーヴィックが優勝を飾った。2位はトヨタのカイル・ブッシュが獲得し、3位はフォードのサム・ホーニッシュJr.となった。
次戦、第25戦は9月6日(金)、リッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
第24戦 グレートクリップス/ グリットチップス 300 決勝結果
順位 | 予選 | No. | ドライバー | 車種 | 周回 |
1 | 20 | 33 | ケヴィン・ハーヴィック | シボレー | 195 |
2 | 1 | 54 | カイル・ブッシュ | トヨタ | 195 |
3 | 6 | 12 | サム・ホーニッシュJr. | フォード | 195 |
12 | 10 | 30 | ネルソン・ピケJr. | シボレー | 195 |
出場ドライバー:40人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆[NASCAR] キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第14戦◆
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第14戦「シボレー シルバラード 250」が9月1日(日)にカナダ、ボウマンヴィルのロードコース、カナディアン・タイヤ・モスポート・パークで開催された。
レースはシボレーのチェイス・エリオットが優勝。2位はトヨタのチャド・ハッケンブラートが獲得、3位はシボレーのミゲル・パルドとなった。
次戦、第15戦は9月8日(日)にアイオワ・スピードウェイで開催される。
第14戦 シボレー シルバラード 250 決勝結果
順位 | 予選 | No. | ドライバー | 車種 | 周回 |
1 | 4 | 94 | チェイス・エリオット | シボレー | 64 |
2 | 8 | 51 | チャド・ハッケンブラート | トヨタ | 64 |
3 | 5 | 32 | ミゲル・パルド | シボレー | 64 |
出場ドライバー:30人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック第5戦がセパンで開催◆
8月31日(土)、マレーシアのセパン・サーキットで、フェラーリ458のワンメイクレース、フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィックの第5戦が開催された。
「トロフェオ・ピレリ」カテゴリーでは、レース1、レース2ともにタイのパシン・ラソーラスが勝利し、連勝を飾った、
「コッパ・シェル」カテゴリーではレース1で、日本の恩田フランシス英樹が優勝を飾った。また、レース2はカナダのエリック・チャンが勝利した。
Photo by Ferrari S.p.A.
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◆富士スピードウェイ、スーパーGT第6戦を開催◆
富士スピードウェイは9月7日(土)、8日(日)にスーパーGT第6戦、「富士 GT300kmレース」を開催する。
レースは予選日に人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が来場するほか、各種イベントを実施する。
イベント広場では、10月の世界耐久選手権(WEC)に参戦するトヨタTS030 HYBRIDの展示や、WECステッカー配布などを行うWECブースを出展。
また、子供や家族向けのイベントや、サーキット・ビューイングなどが予定されており、レーシング・コースではピットウォークや、子供が無料で参加できるトランスフォーマー×キッズウォーク、レース終了後にレーシング・コース内を散策できるコースウォークが実施される。
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◆富士スピードウェイ、アジアン・ル・マン・シリーズ第2戦を開催◆
富士スピードウェイは9月21日(土)、9月22日(日)にアジアン・ル・マン・シリーズ第2戦を初開催する。
今大会はプロトタイプ・マシンやGTマシンによる3時間耐久レースとなり、特別にスーパーGTのGT300クラスも参戦することになり、11台が”SGTクラス”として参戦する。
今年からアジアでのモータースポーツ発展を目的に、GT300チームがアジアン・ル・マンシリーズとスーパーGTの両選手権に参戦できることが決定し、さらに入賞車は特別ポイントが付与されるため、激戦が予想される。
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【 放送スケジュール 】
◆今週のレース放送スケジュール◆
■F1 イタリアGP
放送チャンネル:フジテレビCSHD(生放送)
9/6(金) 16:55〜18:40 金曜フリー走行1
9/6(金) 20:55〜22:40 金曜フリー走行2
9/7(土) 17:55〜19:10 土曜フリー走行3
9/7(土) 20:50〜22:55 公式予選
9/8(日) 20:30〜20:50 決勝直前生中継
9/8(日) 20:50〜23:50 決勝
放送チャンネル:BSフジ(録画放送)
9/7(土) 24:00〜25:00 公式予選
9/8(日) 23:30〜25:10 決勝
■SUPER GT 第6戦富士
放送チャンネル:J SPORTS
9/7(土)13:50〜16:50 予選(生放送)
9/8(日)13:30〜18:00 決勝(生放送)
■NASCAR 第25戦アトランタ
9/7(土) 9:30〜12:30
■NASCAR 第26戦リッチモンド
9/8(日) 8:00〜14:00(生放送)※雨天、休止あり ※早終了あり ※延長なし
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