シンガポールの雨は昼間しか降らない?!
ターン10が改修され、豪快なジャンピング(?)が姿を消したマリナ・ベイ・サーキット。今日から始まった2013F1GP第14戦の舞台の”雨”が話題になっている。雨だと、ライトの光が乱反射して、視界に問題が出るのではないか、という声もあるが、地元の関係者によると、実はシンガポールでは、夜間に雨が降ることはほとんどないという。
実際、2008年にシンガポールGPが始まって以来、レース中の雨はゼロ。2011年に、一度レース後の深夜に土砂降りのシャワーが来たことがあり、完全に”降らない!!”、とは断言できないが、それ以外に、レースが行なわれる時間の夜の雨は降ってない。
ただし、日中のシャワーは熱帯地方らしく日常茶飯事。マリナ・ベイは、路面状況や気温の関係で雨はすぐに乾くが、普段走らない分だけ汚れているコース路面である。せっかく金曜日の2回のフリー走行で路面にこびりついたタイヤラバーが洗い流されてしまう可能性はある。
ということで、チームは、ウェットコンディションでのマシンセッティングを考える必要はないが、雨で変化する路面の読みは、重要仮題に違いない。
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[STINGER]山口正己