WEC第5戦、トヨタ痛恨の予選3番手!!
2013WEC(世界耐久選手権)は、昨年からF1GPの舞台となったテキサス州のオースティンに新設されたサーキット・オブ・アメリカズで第5戦を迎えた。
土曜日に行なわれた予選は、王者アウディR18 e-toron quattroがフロントローを独占。1台のみ参加のトヨタTS030Hybridは、ステファン・サラザンの予選アタック中にLMP2車両が後部に接触、リアカウル交換のためピットインを強いられ、マシンを引き継いだブエミのタイムとの合算タイムで、3位からスタートすることになった。
TS030に接触したマシンは、前戦サンパウロのレース中に突然スピンしてTS030をリタイアに追い込んだまさにそのマシンだった。
セバスチャン・ブエミ
「最前列グリッドには付けられると思っていただけに残念だ。タイヤの摩耗を考慮しても、周回を重ねるにつれ、タイムは更新していけたはずで、レースにとって良い兆候だったのだが、明日は厳しい挑戦になる。出来る限りプッシュし、前に出られることは何でもやるつもりだ」
ステファン・サラザン
「通常のラインを取り、通常通りの場所でブレーキングしたが、追突された。接触してきた車両が、前戦サンパウロでも接触したのと同じ車両だったことに驚いている。残念だったがダメージは最小限で、セバスチャンが予選のアタックラップに臨むことはできた。結果としての3番手スタートは、悪くないと思っている。明日の決勝レースは、厳しいレースにはなるだろうが、持てる力を振り絞りたい」
また、GTE ProクラスにAFコルセからフェラーリ458イタリアで参戦している小林可夢偉は、クラス4番手から6時間レースをスタートする。
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