エリック・ブーリエQ&A「スポンサーではなく実力でドライバーを選びたい」
コメントからすると、マッサの方が有利?
ロータス・F1・チームのエリック・ブーリエ代表は、24日(火)にF1公式サイトに掲載されたインタビューで、キミ・ライコネンのチーム離脱や、その後任になるドライバーについて語った。
Q.ドライバーについては2人の名前が挙がっています。フェリペ・マッサとフルケンベルグです。あなたの意見をお聞かせください。
エリック・ブーリエ(以下、ブーリエ):どちらも非常に速いドライバーだ。マッサはもう少しでワールドチャンピオンだった。(2008年の母国ブラジルの最終戦で)半周のあいだ、彼はチャンピオンだった! 彼は経験豊富でそこは非常に価値がある。フルケンベルグはパドックでの評価が高い。問題は、われわれは保守的でありたいということで、経験豊富なドライバーと一緒に仕事をしたい。特に来年は新しいエンジンとパワートレインになる。もしくは若手に賭けてギャンブルを打つかだろう。
Q.あなたはギャンブラーですか?
ブーリエ:われわれはそうだとも。ただ、どちらを選んでもギャンブルだ(笑)
Q.すでにレースに勝ったドライバーは有利ですか?
ブーリエ:レースに勝ったことがあれば有利になのは事実だ。その点ではフェリペの方が有利だろう。
Q.ベルギーとイタリアでいいレースができなかったことが、キミの決定に結びついたと思いますか?
ブーリエ:それが彼の決定へ影響したとは思わない。われわれは高ダウンフォース・トラックに強く、低ダウンフォースではベストなパッケージではない。キミもそのことは知っていたわけで、いくつかのレースで(低ダウンフォース特性に)苦しんでいた。
Q.いつフェラーリ入りを聞いたのでしょうか?
ブーリエ:フェラーリの発表がある直前だ。コーヒーを飲みながらゆっくり話したわけではない。
Q.2人目のドライバーの決定はいつ発表しますか?
ブーリエ:われわれは急いではいない。すべての可能性を評価し、われわれのやり方と選択肢を照らし合わせている。われわれのシートは、(まだ空きがあるシートの中で)一番いい条件のものなので、ゆっくり吟味することができる。
Q.スポンサーを連れて来られるかどうかは重要になりますか?
ブーリエ:それが決定に及ぼす影響はゼロだ。私はお金ではなく、ドライバーとしての実力で選びたい。
【翻訳:STINGER】
Photo by Lotus F1