ドライバーに決定? シロトキンがソチ・サーキットでデモラン
まだ正式な発表はないものの、来季ドライバーに決定も同然?
ザウバー・F1・チームが来季ドライバーとして育成しているセルゲイ・シロトキンは27日(金)、来年、初のF1GPの開催が予定されている、母国ロシア-ソチにあるソチ・オリンピック・パーク・サーキットでデモランをおこなった。
トラックの走行自体はインフィニティ・レッドブル・レーシングのセバスチャン・フェッテルがインフィニティのロードカーで済ませているが、F1のマシンでの走行は、シロトキンが最初。
シロトキンのデモランは、第12回 国際投資フォーラムの一環としておこなわれたもので、今回はザウバー・チームが2012年に使った「C31」を使用した。サーキットはまだ完成していないため、デモランは、ターマックの施工が済んでいる700mのみが使れた。
◆セルゲイ・シロトキン
「たとえトラックの一部だったとしても、初めてF1のマシンを走らせることができたんだ、すごく特別なことだよ。それでも、第一印象を得られたし、最高だったよ。たくさんの観衆の前で走るのは楽しかったし、特にほとんどが母国の人たちだったからね。ロシアはこのすばらしいトラックを誇りに思うはずだよ」。
チームは、まだ来季のドライバーとしてシロトキンを正式には発表していないが、チームが発表したリリースでは、今回のデモランによって、”シロトキンは、来年、彼を待ち受けているものを経験することができた”と書かれている。
また、チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、27日にF1公式サイトに掲載されたインタビューでシロトキンのドライバーとしての役割がレギュラーなのかリザーブなのかについて聞かれ、「彼はわれわれのレース・ドライバーになる運命です」と答えている。
Photo by Sauber F1 Team