韓国もフェッテル、4連勝で日本へ!!
2013F1GP第14戦韓国GPは、6日に、韓国GP最南端の木浦郊外の、コリア・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行ない、レッドブルのセバスチャン・フェッテルが、ベルギーGP以降の4連勝を達成した。
レースは、二度のセーフティ・カーが入るサバイバルレースとなったが、キミ・ライコネンのロータス・コンビが2位と3位に食い込んだ。
終盤、ロータスによる2位争いと、それを追う、ニコ・フルケンベルグ(ザウバー)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)の4番手争いも熾烈を究め、手に汗握る展開を見せた。
レース終盤、二度目のセーフティ・カーがピットに逃げた周の3コーナーで、エイドリアン・スーティル(フォースインディア)がスピン、マーク・ウェバー(レッドブル)の横っ腹にぶち当たるアクシデントが起きたが、この事態に対応するオフィシャルの動きが早くなく、アクシデントで発火したウェバーのRB9は、マシン右後部を全焼する事態になった。
また、燃えさかるマシンの元にやっと届いた消火器は、古いタイプで、内臓された消化剤がかかったパーツは再使用ができないタイプだったと見られ、大きな問題を残した。コースレイアウトは緩急のセッティングが要求され、ドライバーにとってだけでなく、エンジニアにとってもチャレンジングなことで高い評価を得ているが、追いつかないソフトが残念な結末を呼ぶことになった。
レース途中で、セルジオ・ペレス(マクラーレン)のタイヤがバーストして、イギリスGPのような連続バーストが懸念されたが、実は、その直前にペレスが激しくタイヤをロックさせ、最も負担のかかる右フロントタイヤに大きなフラットスポットを作ったことが原因のようだった。
スタート直後にスピンしたフェラーリのフィリッペ・マッサと、ミスを繰り返すペレスの周辺に残りのシーズンでなにかが起きるかもしれない。
次の鈴鹿に向けて、優勝したフェッテルは、「鈴鹿は世界で一番好きなコースだ。いいレースを見せたい」と、未経験の5連勝に向けて余裕のコメントを語った。
25回目の区切りとなる三重県鈴鹿サーキットでの日本GPは、10月11日(金曜日)にスケジュールを開始、10月13日15時に決勝レースがスタートする。
Photo by Getty Images
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