17歳のチャレンジ、幅寄せに阻まれた2013最終レース!!
リスクをコントロールして果敢に攻めたが、幅寄せにヤラレた。
フォーミュラ・ルノーALPS最終戦のレース2が、イタリアのイモラ・サーキットで行なわれ、17歳のチャレンジで期待される笹原右京は、レース1を土曜日に、レース2を日曜日に、それぞれ10番手グリッドから闘った。
レース1は、ジワジワと順位を上げて6位争いまで届いたところで、他車に押し出される形でコースオフ。
レース2は、ラインが1本しかないコンディションだったが、リスクをコントロールしつつ、1台抜いたところでセーフティーカーが出動。リスタートの後に、難コンディションの中で6番手までポジションを上げ、さらに、ホームストレートで5番手を抜きにかかった。
しかし、5位のマシンに並んだところで幅寄せされ、接触。右フロントウィングを失ってしまう。それでも加速してインに入ったが、さらに寄せられ、200km/hオーバーで縁石に乗ってジャンプ!!
外れたフロントウィングがリヤウィングに当たってコンディションが悪化したマシンで6位を護っていたが、トサ・コーナー手前のシケインでコントロールを失い、濡れた芝に乗ってスピン、コースオフを喫した。
悔しいレースを終えた右京は、「応援してくださった皆様のあたたかい応援で、最終戦まで戦う事が出来ました。ありがとうございました」、と気丈にシーズンを振り返り、次のように続けた。
「自分の希望をしていたリザルトには届きませんでしたが、全力でやれることは出し切ったレースでした。また、この舞台に戻って来られるように、全力で頑張って努力していきたいと思います」
カートワールドチャンピオンの17歳のフォーミュラ挑戦初年度は、実力を見せられないままで終わった。しかし、尻上がりに調子を上げ、フォーミュラを会得、最終レースは、力を見せるポジションに到達したことを感じさせるものだった。
photo by EURO NOVA
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