STINGER レーシングナビ 11月28日号
トヨタ、WEC最終戦に2台体制で参戦/童夢、ストラッカ･レーシングとLMPマシンを開発
【 レース 】
◆トヨタ･レーシング、WEC最終戦バーレーンに2台体制で参戦◆
前大会の上海でのTS030
トヨタ･レーシングはFIA世界耐久選手権（WEC）最終戦となる第8戦、バーレーン6時間レースへ2台体制で参戦することを発表した。
来季よりレギュレーションが変更になるため、TS030 HYBRIDにとっても最後のレースとなる。
バーレーンはハイブリッド･ブレーキング･ゾーンが、前3戦よりも3ヶ所増えた合計7ヶ所に設定されるため、トヨタ･ハイブリッド･システム･レーシングがもたらす300馬力の回生パワーの活用が勝利への鍵となっている。
バーレーン6時間レースは28日（木）に公式練習で開幕し、29日（金）に予選、30日（土）に決勝レースが行われる。
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆童夢、ストラッカ･レーシングと共同でLMP2マシンを開発へ◆
童夢は11月26日（火）、イギリスのシルバーストンにファクトリーを構えるレーシング･チーム｢ストラッカ･レーシング｣と提携し、共同でLMP2マシンの開発、販売、レース活動を行うことを発表した。
ストラッカ･レーシングは兼ねてから童夢製のLMPマシンでのレース活動を希望しており、両者は話し合いの末、コンストラクターとチームとしての役割を分担しつつ活動を行っていくことで合意した。
現在、初のマシンとなる｢童夢S103｣を開発中で、今後はイギリスを中心にストラッカ･レーシングと共同で開発を進め、エンジンは日産がLMP2用に提供しているVK45を搭載する。
ストラッカ･レーシングは高い実力を誇るチームで、これまではホンダのLMP車両である、ARXシリーズでWECやル･マン24時間レースに参戦。2012年にはWECにフル参戦していたため、富士6時間レースにも来日した。
2010年にはル･マン24時間レースでLMP2クラス新記録となる総合5位でクラス優勝を果たし、2013年にはWECのプライベーター･アワードを獲得している。
現在チームのドライバーは、2004年にローラ童夢でイギリスF3に参戦経験を持つダニー･ワッツ、チーム創設者であるニック･レベンティス、そしてジョニー･ケインの3人体制でレース活動を行っている。
Photo by World Endurance Championship
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