ケータハム最多周回!!【バーレーンF1合同テスト2-3日目トピックス】
バーレーン合同テスト2の3日目が終わった。今日も周回数で調子を判断してみたい。
1. エリクソン+ケータハム 1:38.083 117周
2. フルケンベルグ+フォースインディア 1:36.205 115周
3. ロズベルグ+メルセデス 1:33.484 103周
4. マッサ+ウィリアムズ 1:33.258 99周
5. マグヌッセン+マクラーレン 1:35.894 88周
6. ライコネン+フェラーリ 1:35.426 87周
7. クビアト+トロロッソ 1:36.113 81周
8. ビアンキ+マルーシア 1:37.087 78周
9. グロジャン+ロータス 1:42.166 33周
10. スーティル+ザウバー No time 1周
11. フェッテル+レッドブル No time 0周
◆ケータハム
最多ラップ、それも、ルノー勢だけでなく、参加11チーム中で最多である。タイム的には、やっと1分40秒を切ったところだが、明日、ステアリングを握る可夢偉にとって、貴重なデータをそろえられたはず。
◆ウィリアムズ
フェリペ・マッサがまたもや最速タイムを記録した。それも、1分33秒周台という駿足。周回数も、99周とまずまず。
それより、”ウィリアムズは、赤旗を出していない唯一のチームであることを誇りに思う”、とテクニカルダイレクターのパット・シモンズ。彼は、2006年、アロンソを勝たせるために、ネルソン・ピケJrをわざとスピン/クラッシュさせたとして、出場停止を食らっていたが、今年、ウィリアムズから復活。ウィリアムズを推したい大きな理由のひとつである。
◆レッドブル
セバスチャン・フェッテルの出番だったが、結局、1周も満足に走れず1日中ガレージを暖めることになった。
ちなみに、スカイスポーツが、午前中の走行が終わった段階で、非常に興味深い情報を伝えている。各チームの二人のドライバーの周回数だ。
言うまでもなく、数が多いほど順調だが、問題は、二人のドライバーの周回数に差があること。つまり、トラブルが多いほど、数字は小さく、かつ、二人の差が大きくなる。
*レッドブル
⇒フェッテル / リカルド: 78周 / 158周
二人とも少ない。さらにフェッテルは、リカルドの半分。
*フェラーリ
アロンソ / ライコネン: 456周 / 267周
⇒距離は稼げているが、ライコネンはアロンソの半分ほどしか走れていない。二人の関係をバランスよく保てるのか。
*ウィリアムズ
マッサ / ボッタス:349周 / 341周
⇒周回数も多く、二人がほとんど同じ周回をこなしている。トラブルが最も少なく、充実のテスト・プログラムを消化できている証拠だ。フォーミュラEのモーター開発の中でノウハウを得ている?
*メルセデス
ハミルトン / ロズベルグ:351周 / 473周
⇒周回数は充分だが、ハミルトンにトラブルが集中?
*マクラーレン
バトン / マグヌッセン:304周 / 422周
⇒メルセデスと同じく、バトンがトラブルサム?
[STINGER]山口正己
Photos by
Caterham F1 Team / LAT Photographic(エリクソン)
INFINITI Red Bull RACING / Getty Images(フェッテル)