FIA、標準センサーメーカーを支持
正しいのはレッドブル、それともFIA?
先週末のオーストラリアGPの2位を剥奪されたダニエル・リカルドが所属するインフィニティ・レッドブル・レーシングはFIA(国際自動車連盟)標準の燃料流量センサーの信頼性に疑念を抱いているが、その疑念をよそに、FIAは標準センサーを手がけるメーカーを支持しているようだ。
これは、FIA標準センサーを手がけるイギリスのギル・センサーが18日(火)に同社の公式ホームページ上で明らかにしたもの。
それによると、オーストラリアGP後、FIAはギル・センサーのFIA標準センサーを好意的に受け止め、FIAの仕様を満たしたものであると認められたと書かれている。
また、FIAがギル・センサーを選んだ理由としては、過酷な環境にも耐えられるよう超音波テクノロジーを使用するため、超音波の分野で29年の実績がある同社を選んだと説明した。なお、センサーの品質チェックは第三者機関によっておこなわれていることも同時に明らかにした。
レッドブルはギル・センサーが手がけるFIA標準センサーの品質に問題があると感じ、代わりに独自のセンサーを使用したことでリカルドが失格となってしまったが、FIA標準センサーに対する両陣営の主張は真っ向から対立している。
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Photo by INFINITI Red Bull RACING / Getty Images