ケータハム・F1・チーム【マレーシアGP プレビュー】
◆小林可夢偉
「マレーシアは今年の2戦目で、僕らのチームにとって最初のホームGPなので、いい週末になりそうです! これまでにそこで何度もレースしたことがありますし、2011年はポイント・フィニッシュもできました。今年はポイントをかけて闘うことができれば、それはすごいことですけど、セパン(・インターナショナル・サーキット)で力強い週末を過ごすには、(2回のフリー走行で1周しかできなかった)オーストラリアよりもいい金曜日にする必要があります」。
「メルボルンの予選で巻き返せたことは、僕らに何ができるかを少し見せることができたと思いますけど、フリー走行1でも2でも走れてなかったので、闘える可能性はかなり小さかったです。ちゃんとした金曜日と土曜日のプログラムであれば、クルマの真のぺースを読み取ることができますし、もっとちゃんとレースに備えられます。もちろん、もうオーストラリアの1コーナーでのアクシデントの原因になったブレーキのトラブルを再発させたくないです。それがなければ僕はいいレースができたはずで、真のパフォーマンスを発揮するために、可能な限り一生懸命に取り組みます」。
「(マレーシアでは)トラック外でも忙しくなります。特に、火曜日の夜にはセパンで(パワーユニットの供給元の)ルノーのイベントがありますし、水曜日はスポンサーやファンに会うためにスケジュールがギッシリ詰まってます。水曜日の午後2時ごろから、(昨年もチームがイベントをおこなった)クアラルンプールのパビリオン・ショッピング・センターでファンに会うイベントがあるので、その時間にクアラルンプールにいる方はぜひ来てください。それから水曜日の午後にはエアアジア(チーム会長のトニー・フェルナンデスの格安航空会社)の本社を訪問してそこのスタッフたちと会うので、(ケータハム以外の)別のトニーのチームと会うのが楽しみです」。
◆マーカス・エリクソン
「またマシンに乗るのが待ちきれないし、特に、オーストラリアでは油圧の問題が出てレースを終えることになるまではいいレースをしてたからね。上手くいかなかった金曜日のあとにいいレースをして、それに対するたくさんのいいコメントをもらえたのはすばらしいけど、今はまたすぐに仕事に取り掛かりたいよ」。
「セパンのトラックではすでにレースをしたことっがあるから、(初めてのトラックだった)オーストラリアよりもアドバンテージがあるよ。暑いのが好きだし、マレーシアみたいなレースに耐えるために冬のあいだにトレーニングを積んできたから、身体的には100%準備できてるよ。今はとにかくF1で闘えていることが嬉しいし、第2戦はケータハムのホームレースなうえ、僕もトラックのことを知ってるし好きだから、僕にとってはいいことずくめだよ。マレーシアのファンがケータハムにとってどれだけの価値があるのかを確かめるのが楽しみだし、日曜日のサイン会は1年で一番の盛況ぶりだって聞いたから、すごくワクワクしてるよ」。
「僕らは間違いなく、トラックでいい週末を送る必要があるし、ファクトリーとルノーのみんなは僕らを手助けするために全力でガンバってくれてる。僕らのオーストラリアでのレースぺースはなかなかだったけど、フリー走行3を金曜日の遅れを取り返すことに充てなければ、僕らは今年のマシンの本当のパフォーマンスを引き出し始めることができそうだよ。それができて、みんなが作業を続けていけばそうならない理由はないし、僕らのチームにとってマレーシアはいい週末になりそうだよ」。