ロータス・F1・チーム【マレーシアGP プレビュー】
◆ロメイン・グロジャン
Q.セパンでの主なチャレンジはなんでしょう?
ロメイン・グロジャン(以下、グロジャン):マレーシアでの最初のチャレンジは高温多湿と午後4時に出てくる暴風雨だね! チームとしてのターゲットは、改善して前進することだよ。メルボルンでのレースはよかったし、長いテストだった。チームのみんなにとってはラクじゃなかったけど、(完走できなかったとしても、難しい状況にあるルノーのパワーユニットを使用して)レースでたくさん周回できて満足してる。いくつか役立つデータも集まったし、これからそれを使って改善していくよ。セパンでの目標はすんなり週末を進めていくことで、フリー走行は適切なスケジュールをこなしていって、そこから得たものを予選とレースに活かすことだね。セパンはお気に入りのサーキットだし、楽しみだよ。
Q.オーストラリアで何を学びましたか?
グロジャン:やることはまだたくさんあるよ! 早くリタイアしちゃったことを除けば、オーストラリアGPはポジティブだったよ。44周走ってみて、冬のテストすべてよりもマシンについて学ぶことができたしね! チームはたくさんの仕事をこなしてくれたし、どの変更もすべて正しい方向に向かってる。レースはよさそうだったけど、そしたらパストールと同じトラブルが出たんだ。MGU-K(昨年でいうところのKERS/運動エネルギー回生装置)のシャフトにね。だけど、少なくとも起こったことに関して不明朗な部分はなかったし、ルノー・スポールF1と一緒に問題解決に取り組んでるところだよ。
シャシー、燃料搭載量の変化に合わせた空力のバランス、エンジンのドライバビリティ、燃費には間違いなく満足してる。もちろん、エネルギーのマネジメントや回生に関してやることはあるけど、これに関してはルノー・スポールF1が助けてくれる。僕ら(チームとして)はマシンをよくするためにセットアップと方向性をもっとをなんとかしていく必要があるね。新しいタイヤはかなり硬いし、ハンドリングの特性も変わってる。まだタイヤの性能を引き出しきれてないけど、これからやれるはずだよ。僕らにとって頭を悩ませるエリアがたくさんあるけど、今はマレーシアに向けて、ハッキリしたセットアップのベースがあるよ。
◆パストール・マルドナド
Q.セパンのポイントはなんでしょう?
パストール・マルドナド(以下、マルドナド):セパンはいいトラックだし、それが僕らに与えてくれるチャレンジがすごく好きなんだ。マシンの観点から、特に空力に関してはすごく興味深いけど、アスファルトがすごくアグレッシブだから、タイヤに関しても興味深いね。上手くいけば、今回はオーストラリアと比べて僕らにとってスムーズなイベントになるかもしれない。E22の狙いと目標を達成するためには、かなりのハードワークが必要なことを僕らはわかってる。それから、どこに焦点を合わせるべきなのかもわかってるし、チームとして、それをまとめると硬く決意してるよ。
Q.セパンの天気は面白いものになる可能性がありますね。
マルドナド:セパンの天気がすごくチャレンジングになる可能性があることを僕らは分かてる。いつもめちゃくちゃ暑いか大雨になる熱帯だから、そういったことすべてに準備しておく必要があるんだ。それから、マシンの信頼性にとって、あそこの極端な暑さはタフなものだし、それにドライビングの観点からもすごくストレスフルだね。セパンはあらゆる点で年間で一番タフなレースと言えるよ。どの分野もキッチリさせておかないとね。
【翻訳:STI
NGER】
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顔写真提供:LOTUS F1 TEAM / LAT Photographic