STINGER レーシングナビ 4月7日号
SGT開幕戦 岡山、レクサスがポール・ポジション獲得
【レース】
◆[スーパーGT] 第1戦岡山予選、ENEOS SUSTINA RC Fがポール獲得◆
2014年のスーパーGT 開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の予選が4月5日(土)、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
今シーズンから全車が新型車になったGT500クラス、各チームの走りに注目が集まった。
予選はKeePer TOM’S RC Fの伊藤大輔がコースレコードを大きく上回る1分19秒862をQ1で記録。しかしその後、Q2でENEOS SUSTINA RC Fの大嶋和也が、伊藤を上回る1分19秒404の驚異的なタイムを叩き出した。
これに各チームが対向、カルソニックIMPUL GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが渾身のアタックをかけたが、わずか0.070秒届かず、大嶋が今季最初のポール・ポジションとなった。
GT300クラスは、ハイブリッドのNo.31 OGT Panasonic PRIUSのベテラン、新田守男が1分26秒774でポール・ポジションを獲得した。
第1戦岡山 予選リザルト
GT500 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | ENEOS SUSTINA RC F | 大嶋 / 国本 | 1’19.404 |
2 | カルソニックIMPUL GT-R | 安田 / オリベイラ | +0.070 |
3 | S Road MOLA GT-R | 本山 / 柳田 | +0.170 |
出場マシン:15台
GT300 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | OGT Panasonic PRIUS | 新田 / 嵯峨 | 1’26.774 |
2 | グッドスマイル 初音ミク Z4 | 谷口 / 片岡 | +0.095 |
3 | ARTA CR-Z GT | 高木 / 小林 | +0.260 |
出場マシン:23台
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆[スーパーGT] 第1戦岡山決勝、KeePer TOM’S RC Fが逆転優勝◆
スーパーGT 開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」決勝レースが、4月6日(日)に岡山国際サーキットで開催された。レースは時折雨が降り、難しいコンディションのなかでの決勝となった。
スタートはポール・ポジションのENEOS SUSTINA RC F、大嶋和也がトップを守り、これに後続が続いた。GT-Rなどが接触で順位をさげるなか、予選5位のNo.37 KeePer TOM’S RC F、アンドレア・カルダレッリが2位に浮上。
カルダレッリはトップの大嶋の背後にぴったりとつけ、静かに逆転のチャンスを待ち続けた。
その後、終盤のピットインの際に大嶋のRC Fにトラブルが発生。大嶋から国本雄資に交代後、バックストレッチでペースダウン。
この隙をついて、カルダレッリから伊藤大輔に交代したKeePer TOM’S RC Fが逆転。国本もすぐにマシンは復旧したが、伊藤は堅実な走りで一切の隙をみせず、そのまま走りきり逆転優勝を飾った。
これにより新型車のRC FがスーパーGTの初優勝。伊藤は11勝目、カルダレッリは参戦3年目での初勝利となった。
2位はENEOS SUSTINA RC F、国本が入り、3位はカルソニックIMPUL GT-Rが獲得した。
GT300クラスでは、予選2位のグッドスマイル 初音ミク Z4の谷口信輝 / 片岡龍也が優勝。2位にもBMWが入り、BMWによる初のワン・ツー・フィニッシュを達成した。
次戦、第2戦は5月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイで開催される。
第1戦岡山 決勝リザルト
GT500 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | KeePer TOM’S RC F | 伊藤 / カルダレッリ | 1:57’15.816 |
2 | ENEOS SUSTINA RC F | 大嶋 / 国本 | +5.026 |
3 | カルソニックIMPUL GT-R | 安田 / オリベイラ | +18.818 |
出場マシン:15台
GT300 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | グッドスマイル 初音ミク Z4 | 谷口 / 片岡 | 1:58’28.111 |
2 | Studie BMW Z4 | 荒 / ミューラー | +0.329 |
3 | GAINER DIXCEL SLS | 平中 / ビルドハイム | +1Lap |
出場マシン:22台
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆[WRC] 第4戦ラリー・ポルトガル、優勝はセバスチャン・オジェ◆
世界ラリー選手権(WRC)第4戦が、4月3日(木)から6日(日)にかけて、ポルトガルで開催された。
ラリーはフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ / ジュリアン・イングラシアが優勝。
2位にシトロエンのミッコ・ヒルボネン / ヤルモ・レーティネンが入り、3位はフォードのマッズ・オストベルグ / ヨナス・アンダーソンとなった。
F1で活躍したロバート・クビサはデイ1を8位で通過。しかし翌日デイ2でリタイアとなった。
次戦、第5戦はアルゼンチンで5月8日(火)から5月11日(金)にかけて開催される。
第4戦ラリー・ポルトガル リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム |
1 | S・オジェ / J・イングラシア | VW ポロR | 3:33:20.4 |
2 | M・ヒルボネン / J・レーティネン | シトロエンDS3 | 3:34:03.6 |
3 | M・オストベルグ / J・アンダーソン | フィエスタRS | 3:34:32.8 |
RT | R・クビサ/ M・シュパニアック | フィエスタRS | RT |
Photo by Volkswagen Motorsport / Red Bull Content Pool
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【 イベント 】
◆鈴鹿サーキット、F1日本GPで各種イベントを開催◆
鈴鹿サーキットは4月6日(日)、10月に開催するF1世界選手権シリーズ第15戦、日本グランプリのイベントについて発表した。
鈴鹿は初めてレースを観戦する来場者や、子供連れの来場者でも安心してF1が楽しめるように、ファミリーで楽しめるイベントを開催する。
恒例となった東コースウォークが体験できるF1ピットウォーク&ドライバーサイン会、スペシャルトークショーをはじめとしたステージイベントをはじめ、ゆうえんちモートピアでのイベント開催、ファミリーシートの増設など、F1ウイークを満喫できるように盛りだくさんのイベントやサービスで来場者を迎え入れる。
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