可夢偉、レース後のコメント
小林可夢偉は、ここでもケータハムをチェッカードフラッグまで運んで、17位でゴールした。最終ラップにビアンキ+マルーシアを見事に抜きさってのゴールだった。
※その後、レースコントロールの間違いで、56周レースの55周目にチェッカードフラッグが振られてしまったことで、可夢偉の最終ラップの殊勲は帳消しになった。このコメントは、その決定が出される前に収録したものです。
—-最終ラップに決めましたね!!
小林可夢偉(以下、可夢偉):最後のオーバーテイクは、ストレートが遅いので、コーナーで仕掛けるしかないと思ったんで。DRSを使ったけれど、機能しなかったみたいで。
—-ビアンキとは、一端は離れたようだったけれど。
可夢偉:前(ビアンキ)と2秒ほど空いた時も、問題ないと思っていた。問題はどうしかけるかだと思っていたんで。最後に違うことをやらないと、と思っていたんです。
—-それで最終ラップで?
可夢偉:最後に抜いても17位とコンストラクターズには関係ないけど、チームがプッシュしろと言ったからプッシュしました(笑)。
—-タイヤ交換は、3ストップの予定で?
可夢偉:当初から3ストップすることにしていました。
—-今日はザウバーとは戦えなかった?
可夢偉:とにかく、チームにはマシンを速くしてくれとお願いしてるんですけど、新しいパーツが来ないことには仕方ないですね。
—-他には?
可夢偉:実は、レース前に、グリッドガールがエリクソンのフロントウィングをヒールで踏んづけて壊したんですよ。
—-なんたる災難でしたね。
可夢偉:とにかく、この後、久々にヨーロッパに戻れるので、アップデートがうまくいくように、ファクトリーに文句言いに行きます(キッパリ)。
—-パワーもアップしてほしいですよね。
可夢偉:パワーアップについては、ルノーに聞いてください(笑)。(まとめ・Kaori Hirayama)
photo by Kaori Hirayama