サハラ・フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【カナダGP プレビュー】
【カナダGP プレビュー】
◆ニコ・フルケンベルグ
Q.ニコ、今年は6戦中、6戦すべてでポイントを獲得しています。それには満足しているでしょうね?
ニコ・フルケンベルグ(以下、フルケンベルグ):F1での僕のベストな結果だし、レースを本当にエンジョイしたよ。これまで何度も、一貫性が僕らの強みだといってきたし、モナコでも5位になって、またそれを証明できたよ。モナコは僕らにとって特に相性がいいトラックではないし、その逆でもないけど、それでも僕はすばらしい結果を持ち帰ることができたよ。
Q.モナコの最後の数周はどうでしたか? 5位を維持するのはどれだけ大変だったのでしょうか?
フルケンベルグ:ハードなレースだったね。うしろからのプレッシャーもあったし、タイヤがもう終わっちゃってたからね。とにかくマシンを壁に近づけないようにするのは難しかった。だから、ジェンソン(・バトン)をうしろにずっと抑えておけてすごくホッとしたよ。チームの誰にとっても満足できるような結果だったから、フィニッシュ・ラインを通過したときはラジオ越しに叫んじゃったよ。
Q.モントリオールを前に、何に期待していますか?
フルケンベルグ:モントリオールでどんなパフォーマンスを見せられるか応えるのは難しいね。セオリーとしては、あそこは僕らのマシンに合ってるトラックの一つだけど、レースごとに状況は変わってるからね。僕らのマシンはやわらかいタイヤの方がもっと相性がいいみたいだから、タイヤの組み合わせが(前戦のモナコと同じく)ソフトとスーパーソフトなのはいいことだね。イベントとしてのカナダGPは、(GP週末は特に)街は賑やかだし、トラックは普通じゃないから僕が好きなグランプリの一つだよ。速いラップを走るためには、十分なトップスピード、縁石を攻められるマシン、それから壁スレスレを走る勇気が必要だよ。
◆セルジオ・ペレス
Q.カナダGPについて教えてください。そこでのウィークエンドを楽しんでいますか?
セルジオ・ペレス(以下、ペレス):カナダのレースはエンジョイできるよ。高速でテクニカルで、すごくナイスなサーキットだよね。メキシコからそんなに離れてないからホームレースみたいな感じだし、いつもたくさんのメキシコ人ファンが駆けつけてくるんだ。アメリカ大陸にヨーロッパの雰囲気が少しあるような、すごくクールな街でもあね。食べ物も、とにかくアメージングだよ。
Q.あなたにとってはここも特別な思い出があるトラックの一つですね?
ペレス:モントリオールにはすごく良い思い出があるよ。2012年はグリッド後方からスタートして、3位でフィニッシュできたからね。あれはアメージングなレースだったし、1ストップ作戦は完璧に上手く行ったよ。F1で2回目のポディウムだったし、すごくいい気分だったから、またそれをすぐに経験したいね。
Q.レイアウトについてもう少し聞かせてください。
ペレス:ここも十分なトップスピードと、低速コーナーではトラクションが必要なトラックの一つだよね。速く走るためには壁にギリギリまで近づく必要があるし、そのためには限界まで攻めないといけないトラックの一つだ。だから、ミスをしやすいよ。ここではオーバーテイクは難しいけど、最終シケインは間違いなく一番のチャンスだね。僕らのマシンの強みを活かせるトラックだから、このチャンスを最大限に活かさないとね。
Q.今週末に期待することは?
ペレス:モナコのレースはすごくガッカリだったから、とにかくまたマシンに乗って、チームのために最高の結果を持ち帰りたい。ポイントゲットが目標だよ。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:Sahara Force India