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FIA、2015年のレギュレーションの変更点を発表

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ノーズの形状は変更され、リスタートはスタンディング・スタートに。テストをはじめ、様々な項目が制限される。

FIA(国際自動車連盟)は26日(木)、2015年のレギュレーション変更点を発表した。

変更される内容は次の通り。

■パワーユニット
・各ドライバーが使用できるエンジンの数が4基に。レースの開催数が20戦以上となった場合は5基まで使用できる。

・パワーユニットを完全に変更する場合、ピットレーン・スタートではなく、グリッド最後尾からのスタートとなる。

■空力テスト
・風洞稼働時間が週80時間から65時間に。

・風洞送風機の稼働時間が週30時間から25時間に。

・CFD(計算流体力学)の使用は30テラフロップ※から25テラフロップに。
※コンピューターの処理速度を表す単位

・チームが年間で使用できる風洞は1つまで。

■テスト
・プレシーズン・テストは、ヨーロッパのみで4日間のテストを3回おこなう。2016年は4日間のテストが2回に。

・インシーズン・テストは、現在の2日間のテストを年間4回から2回に。4日間のうちの2日間はヤング・ドライバーに割り当てなければならない。

■マシンの仕様
・パルクフェルメ(車両保管庫)のルールは、予選スタート時ではなくフリー走行3スタート時から適用される。

■ホイールとタイヤ
・タイヤ・ブランケットの廃止案は2015年には適用されず。将来的にホイールとタイヤの径が変更になる場合はブランケットを廃止するかどうかを再度検討する。

■夜間作業禁止令
・金曜日の夜の夜間作業禁止令は2015年に6時間から7時間まで延長され、2016年は8時間に。

■セーフティ・カー出動時のリスタート
・セーフティ・カー後のリスタートはスタンディング・スタートとなり、レースのスタート時と同じようにグリッドに着いてそこからリスタートする。ただし、レース開始、またはリスタートして2周以内、またはレースが残り5周未満のタイミングでセーフティ・カーが出動する場合はスタンディング・スタートでのリスタートが適用されない。

■テクニカル・レギュレーションの変更点
・ノーズに関して、安全性を向上させ、美しい外観を保証する新レギュレーションが導入される。

・スキッドブロック(シャシーの底に貼り付けらているプレート)はこれまでよりも軽量な素材(チタン)で作成しなけらばならず、そのための新レギュレーションが導入される。

・ブレーキディスクはホイールと同じ速さで回転させなければならず、そのための新レギュレーションが導入される。

・ホイールは2段階保持システムを強制。

Photo by STINGER
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