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インディカーでコロンビア旋風。琢磨、勝ちレースを落とす。

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コロンビアンが表彰台を独占!

6月28日(土)、2014インディカー・シリーズ第9戦が、ヒューストンの公道コースで、ダブルヘッダーのレース1を行ない、セーティ・カーが3度出動するサバイバル・レースで19番手からスタートしたルーキーのカルロス・ウェルタスが初優勝した。


2位はファン-パブロ・モントーヤ、3位はカルロス・ムニョスが入り、トップ3はコロンビア人で占められた。

140628indycarrace001 (1).jpg雨の中でスタートしたレース序盤、予選6番手からスタートし、ジャンプを決めた佐藤琢磨は、両側から寄せられて接触したがトラブルにはならず、ハイペースで飛ばして数周の間にごぼう抜きを展開してトップに立った。

その後、琢磨は2位に着けていたジェームス・ヒンチクリフを引き離していったが、アクシデントで周回遅れになりかけているマルコ・アンドレッティが琢磨の前に現れると、アンドレッティはブルー・フラッグを無視し、琢磨をブロックし続けた。それにより、トップの琢磨はヒンチクリフに追いつかれてしまう。

琢磨は、ピットインでヒンチクリフに前に出られたが、終盤に向けて逆転が期待されたところで、周回遅れのミカエル・アレシンが琢磨に追いついたが、琢磨はそれに気づかず、レコードラインをトレースして右に寄って行ったところでアレシンと接触。惜しいレースを終えた。


琢磨は、肩を落としつつ、レース中盤に大きく遅れて琢磨の前でレースに戻ったマルコ・エンドレッティが、度重なるブルーフラッグにも関わらずに琢磨に前を譲らず、ブラックフラッグを振られてやっとのことで道を開けたことに対して「意味がわからないですね」と憤懣やる方なし。しかし、マシンの調子は悪くなく、接触で若干手首を傷めたとしながら、「明日はもう一度予選からになるので、気を取り直していいレースをできるようにがんばります」と前向きに語った。

次のインディカーシリーズ第10戦は、翌日に同じコースで行なわれる。

◆インディカー第9戦トップ10
 1. カルロス・ウェルタス (HONDA)
 2. ファン-パブロ・モントヤ (CHEVROLET)
 3. カルロス・ムニョス (HONDA)
 4. セバスチャン・ブルデー (CHEVROLET)
 5. ジェームス・ヒチクリフ (HONDA)
 6. ジャック・ホークスワース (HONDA)
 7. ライアン・ハンターレイ (HONDA)
 8. マルコ・アンドレッティ (HONDA)
 9. エリオ・カストロネベス (CHEVROLET)
10. ジャスティン・ウィルソン (HONDA)

Photos by
IndyCar/IMS Photo(表彰台)
HADAR GOREN PHOTOGRAPHY,INC.(琢磨&パジェノ)

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