STINGER レーシングナビ 6月30日号
INDY ヒューストン大会/MotoGP第8戦/WRC第7戦/日産、ニュル24時間参戦
【レース】
◆[INDY] ヒューストン レース1、パジェノーがPP、決勝はウェルタスが優勝◆
6月27日(金)、28日(土)、インディカー・シリーズのダブルヘッダー戦、ヒューストン大会が開催された。
27日の予選ではシモン・パジェノーが初のポール・ポジションを獲得。佐藤琢磨は6番手から決勝に臨むことになった。そして28日の決勝では、琢磨が序盤にトップに躍り出る快走を見せ、優勝が期待された。
しかし、周回遅れになりかけているマルコ・アンドレッティがブルー・フラッグを無視して琢磨を執拗にブロックたためにペースダウン、さらにクラッシュに見舞われてリタイアとなってしまった。
最終的に優勝はルーキーのカルロス・ウェルタスが初優勝を決めた。
インディ ヒューストン レース1 タイムライン
Photo by Chris Jones
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◆[MotoGP] 第8戦予選、エスパルガロがポール・ポジション獲得◆
6月27日(金)、MotoGP第8戦、オランダGPの予選が、アッセン・サーキットで開催された。予選は雨の中で行われ、FTR-ヤマハのアレックス・エスパルガロがポール・ポジションを獲得した。
ほぼ全てのライダーがフルウエット・コンディションになる前にベストラップを出そうとするなかで、エスパルガロは冷静に判断して他のライダーと距離をとり、単独アタックを行った。
これが成功し、エスパルガロは1分38秒789のトップタイムをマーク、これがMotoGP初のトップ・グリッドとなった。
2番手はホンダのマルク・マルケス、3番手はホンダのチームメイト、ダニ・ペドロサが獲得した。
第8戦オランダ 予選リザルト
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
1 | 41 | アレックス・エスパルガロ | ヤマハ | 1:38.789 |
2 | 93 | マルク・マルケス | ホンダ | 1:40.194 |
3 | 26 | ダニ・ペドロサ | ホンダ | 1:40.732 |
12 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 1’43.625 |
出場ライダー:25人
Photo by Bridgestone Corporation / MARK WERNHAM
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◆[MotoGP] 第8戦オランダGP決勝、マルケスが8勝目を達成◆
6月28日(土)、MotoGP第8戦の決勝レースが開催された。
不安定な天候の中でのレースは、路面がウエットから、徐々にドライに変わっていく難しい状況で争われた。
そんななか、ホンダのマルク・マルケスが展開を完璧に読み切ってレースをコントロールし、序盤からドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾと接戦を展開した。
徐々にドライになっていく路面でペースを上げたマルケスは、19周目についにドヴィツィオーゾをパス。首位にたつと更にペースをあげていき、大差で優勝。8勝目を記録した。
2位はドヴィツィオーゾが獲得し、3位はホンダのダニ・ペドロサで、2戦連続の3位表彰台を獲得した。
第8戦オランダ 決勝リザルト
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
1 | 93 | マルク・マルケス | ホンダ | 43:29.954 |
2 | 4 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 43:36.668 |
3 | 26 | ダニ・ペドロサ | ホンダ | 43:40.745 |
8 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 43:55.767 |
出場ライダー:23人
次戦、第9戦は7月11日(金)から13日(日)にかけて、ドイツのザクセンリンクで開催される。
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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◆[WRC] 第7戦ラリー・ポーランド、優勝はセバスチャン・オジェ◆
6月26日(木)から29日(日)にかけて、WRC第7戦がポーランドで開催された。
優勝はフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ / ジュリアン・イングラシア、2位はアンドレアス・ミッケルセン / ミッコ・マークラとなり、フォルクスワーゲンが1-2フィニッシュを飾った。
3位はヒュンダイのティエリー・ヌービル / ニコラス・ジルソワが入り、F1で活躍し、ポーランドが母国のロバート・クビサは20位で完走した。
第7戦ラリー・ポーランド リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム |
1 | S・オジェ / J・イングラシア | VW ポロR | 2:34:02.0 |
2 | A・ミッケルセン / M・マークラ | VW ポロR | 2:35:09.7 |
3 | T・ヌービル / N・ジルソワ | ヒュンダイ | 2:36:15.5 |
20 | R・クビサ/ M・シュパニアック | フィエスタRS | 2:56:44.3 |
次戦、第8戦は7月31日(木)から8月3日(日)にかけて、フィンランドで開催される。
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◆日産、ニュル24時間レースを完走。クラス11位でフィニッシュ◆
日産は6月22日(日)、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたニュル24時間レースに参戦した。
日産は2台のGT-R NISMO GT3を持ち込んだ。しかし、決勝前にGT-R80号車ドライバーのルーカス・オルドネスが体調不良を訴え、急遽フローリアン・ストラウスを代役としてエントリーさせた。
混戦のサバイバル・レースとなった今大会は、80号車が1周目に接触。修復のためにピットインするなど、序盤から厳しい展開となった。
その後はF1で活躍したニック・ハイドフェルトが乗り込み、ハイペースの走りを見せたが、夜間にまた接触。再度修復することになってしまったが、その後もレースを続行し、クラス13位でフィニッシュした。
一方、チームメイトの30号車はミハエル・クルム、星野一樹、千代勝正、田中哲也の4人でエントリーしており、健闘が期待されたが、深夜に他車を避けるためにクラッシュ。ダメージはフレームまで及び、無念のリタイアとなってしまった。
しかし、プライベート・チームのシュルツ・モータースポーツからもGT-Rが参戦しており、山内一典、ジョルダン・トレッソン、トビアス・シュルツ、ミハエル・シュルツの駆るGT-Rは健闘し、クラス11位でフィニッシュを果たした。
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◆スーパー・フォーミュラ第3戦が7月12日、13日に富士で開催◆
富士スピードウェイで 7月12日(土)、13日(日)に、スーパー・フォーミュラ第3戦が開催される。
当日はイベントとして、「Enjoy Honda 富士」が同時開催され、ホンダの車、バイクなど最新車両が展示されるほか、家族連れやファンも楽しめる多彩なプログラムが実施される。
ASIMOによる実演イベントや、座ったまま体を傾けて体重移動することで走行するUNI-CUBβのデモイベントを開催。さらにお笑い芸人ロンドンブーツ1号2号の田村亮、ダイノジによるスペシャル・ショーや、スーパー・フォーミュラマシンとの記念撮影など、多くのイベントが開催される。
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