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リカルド+レッドブル、2連勝!!

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2014F1GP第12戦ベルギーGPの決勝レースがスパ-フランコルシャンを舞台に行なわれ、レッドブルのダニエル・リカルド(オーストラリア/25歳)が今期3勝目を飾った。リカルドの優勝は、夏休みを挟む前戦ハンガリーからの2戦連続。

◆メルセデスの同士討ち!!
最強メルセデスは、スタートでポール・ポジョンのニコ・ロズベルグを2番手グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンがパスしたが、2周目のコースを半分回ったところでロズベルグが仕掛け、無理が祟ってハミルトンの左後輪にフロントウィングをひっかけ、ハミルトンのタイヤはバースト。ハミルトンは7kmのコースの半分をヨタヨタとピットに戻ってタイヤを交換、大きく遅れた。

これでロズベルグの圧勝かと思われたが、ロズベルグも、接触の痛手があった。早めのピットインでタイヤと共に壊れたフロントノーズを交換したが、その後、アンテナにハミルトンのタイヤから外れたらしき構造部材が絡みつき、終盤にはギヤボックスのトラブルか、不安定な状況にも見舞われて、リカルド+レッドブルを追いきれなかった。

3位は、ここ5戦で4回目の表彰台のウィリアムズのバルテリ・ボッタス(フィンランド/24歳)。母国の先輩キミ・ライコネン(フェラーリ)を抜き去る見事なレースだった。

表彰台のインタビューアーとして登壇したエディ・ジョーダンが、ロズベルグに、接触に対してストレートに”接触の責任は、五分五分? それとも?”と質問すると、ロズベルグは、「イケルと思って近づいたら当たってしまって残念です。後でビデオを見たり検討しなければ。今はコメントを避けます」と憮然と答えたが、タイトル争いに遺恨を残すレースとなった。

ハミルトンは、終盤、上らないペースでレースをやめたがっていた。”セーフティ・カーが出ればポイントの可能性がある”とするチームに思い止まらされていたが、下位集団の中で覇気なく走り、終盤、チームから促されてピットに戻ってレースを終えた。

◆タイトル争いの点差は29に広がったが?!
これで、タイトル争いは、ロズベルグが220点、ハミルトンが191点と広がった。残るは、7戦。優勝すれば25点が与えられ、最大175点がかせげることからまだ先が見えない。

とはいえ、タイトルを取ったことのないロズベルグは、終盤が近づくに連れてさらにプレッシャーが高まることが予想され、タイトルの行方は分らない状況になった。

小林可夢偉の代わりにケータハムのステアリングを握ったアンドレ・ロッテラーは、1周しただけで戦列を去った。

次のレースは、2週間後の9月7日にモンツァで決勝レースを行なうイタリアGPとなる。

2014F1GP第12戦ベルギーGPトップ10
 1. リカルド+レッドブル
 2. ロズベルグ+メルセデス
 3. ボッタス+ウィリアムズ
 4. ライコネン+フェラーリ
 5. フェッテル+レッドブル
 6. マグヌッセン+マクラーレン
 7. バトン+マクラーレン
 8. アロンソ+フェラーリ
 9. ペレス+フォースインディア 
10. クビアト+トロロッソ




Photo by INFINITI Red Bull RACING / Getty Images
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