ROC、今年は12月にバルバドスで開催!
新たにスキル・チャレンジ・コースも新設(写真は2012年大会に参加したS.フェッテルとMotoGP王者J.ロレンソ)。
レース界の異種格闘技戦として知られるレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)の2014年大会が、カリブ海の西インド諸島にある、小アンティル諸島のバルバドスで開催される。
12月13日(土)〜14日(日)の2日間おこなわれる2014年大会の会場は、バルバドスにあるブッシー・パーク・サーキットとなっている。
■ROCとは?
ROCは、F1をはじめ、モータースポーツ界で活躍するさまざまなドライバーが参加するドリームマッチだ。アリーナに作られた特設トラックで国別対抗戦と個人戦がおこなわれ、そのタイムを3番勝負で競う。
昨年は、タイ国内での反政府デモによる情勢の悪化により、残念ながら開催が中止されてしまったが、初の女性ドライバーとしてウィリアムズ・マルティーニ・レーシングで開発ドライバーを務めるスージー・ウォルフがビッド・クルサードと組んで、チームGB(イギリス)として国別対抗戦に参戦する予定だった。
ほかにも、インフィニティ・レッドブル・レーシングのセバスチャン・フェッテルとともに国別対抗戦を6連覇中のミハエル・シューマッハをはじめ、トム・クリステンセン(ル・マン)、ジェイミー・ウィンカップ(V8スーパーカー)セバスチャン・オジェ(WRC/世界ラリー選手権)といったモータースポーツ界のスターの参戦が決定していた。
■2014年大会の会場、ブッシー・パーク・サーキット
今年の会場となるブッシー・パーク・サーキットは、これまで大規模なレースイベントを40年以上にわたって開催してきた歴史があり、バルバドスの首都、ブリッジタウンにある国際空港から1.3kmに位置する、全長2kmを超えるFIA(国際自動車連盟)グレード3のサーキットで、現在、ROC史上もっとも巨大な多目的モータースポーツ施設となるために、改装がおこなわれている。
ROCのために用意されるバルバドスの特設会場は、2本の平行したレーンがユニークな立体交差で結ばれたレイアウトとなり、それがターマックで舗装される。
■国別対抗戦と個人戦に加え、カリビアン大会も
今年は、2名1組で争う国別対抗戦、続いてROCカリビアンが13日に、その翌日に個人戦がおこなわれる。ROCカリビアンでは、翌日の個人戦に出場するカリブ海代表2枠を賭けて、ジャマイカ、ガイアナ、トリニダード・トバゴの代表ドライバーたちが争う。
今年は新たにスキル・チャレンジ・コースも新設され、会場にはシケイン、スラローム、360度&180度のコーナー、縦列駐車セクションが設けられ、ドライバーのドライビング・スキルを測る。
■ドライバーが使用したマシンを走らせるチャンスも!
また、12月のイベント後には、ROC 2014年大会で実際に使用されたいくつかのマシンがそのまま残され、VIPやファンが小規模の特設サーキットで本物のマシンを走らせられるイベントがおこなわれる。
Photo by Race Of Champions