フェルスタッペン、初のF1テストを完了
F1ドライバーとしての準備を進めるフェルスタッペン。
来季、ダニール・クビアトのチームメイトとして、スクーデリア・トロロッソから最年少F1デビューを飾ることになるマックス・フェルスタッペン(オランダ/16歳)は10日(水)、自身初のF1テストに参加した。
今回テストがおこなわれたのは、イタリア-ファエンツァにあるチームのファクトリーからクルマまで2時間のアドリア・インターナショナル・レースウェイで、マシンはトロロッソの2012年型マシン「STR7」が使用された。
テストを開始したタイミングでは、前日夜に降った雨により、路面はウェット状態であったため、最初はインターミディエイト・タイヤ(ドライとレインの中間のタイヤ)でテストをスタートさせたが、路面が乾いてからはスリック(ドライ・タイヤ)を試した。そしてショートランとロングランを走りながら、ピットストップやスタートの練習といった、レース・ウイークエンドの予習もおこなった。
今回のテストで、全長2.702kmの同トラックを148周し、トラブルフリーで合計395.3kmを走破した。
ちなみに、フェルスタッペンは先月末にも母国オランダのロッテルダムで、チームのショウカーを使ってデモランをおこなっている。
テストを終えたフェルスタッペンは、次のようにコメントした。
◆マックス・フェルスタッペン
「F1のマシンに乗って、(デモラン用の仮設コースではなく)ちゃんとしたレース・トラックで走るのが楽しみだったし、すごくエンジョイできたよ。来年、僕のレース・エンジニアになるゼヴィ(・プジョラー)と仕事をするいいチャンスだったし、それからステアリング(に取り付けられたたくさん)のボタンに慣れるチャンスでもあったね。上手くやれたと思うし、またF1のマシンに乗るのが待ちきれないよ。できるだけ早く乗りたいね」。
Photo by SCUDERIA Toro Rosso / Richard de Klerk Photography