ブロウン&ドメニカリ、ビアンキの事故調査委員会に加入
ブロウンやドメニカリに加え、フィッティパルディやブルツも調査委員会に参加。
ロス・ブロウン(メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム元代表)とステファノ・ドメニカリ(スクーデリア・フェラーリ元代表)が、日本GPで起きたジュール・ビアンキの事故調査委員のメンバーに任命されたことが20日(月)に明らかになった。
FIA(国際自動車連盟)事故調査委員会の役目は、鈴鹿での事故をより深く理解するために事故の内容をすべて確認し、サーキットの安全性を高めるための新しい処置を提案することで、調査は週末からスタートし、調査結果は12月にカタールのドーハでおこなわれるFIA世界モータースポーツ評議会で報告する。
事故調査委員会のメンバーは次のとおり。
◆議長
ピーター・ライト(FIA安全委員会会長)
◆メンバー
ロス・ブロウン(メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム元代表)
ステファノ・ドメニカリ(スクーデリア・フェラーリ元代表)
ゲルト・エンサー(FIAチーフ・スチュワード代表)
エマーソン・フィッティパルディ(FIAドライバー委員会会長 / F1スチュワード)
エドゥアルド・デ・フレイタス(WECレース・ディレクター)
ロジャー・ピアート(FIAサーキット委員会会長、ASNカナダ代表、F1スチュワード)
アントニオ・リゴッジィ(弁護士、チームにより選出されたFIA国際控訴裁判所判事)
ジェラード・サイヤン(FIA学術協会会長、FIA医療委員会代表)
アレクサンダー・ブルツ(GPDA※代表、ドライバー代表)
※ドライバー間の結びつきを強くし、ドライバーの安全を守る有志のF1ドライバーの団体。
■ビアンキの事故について
ビアンキは5日(日)におこなわれた日本GP決勝の終盤、ターン7で42周目にクラッシュしたザウバー・F1・チームのエイドリアン・スーティルのマシンを回収しようとしていたクレーン車に衝突し、病院に搬送された。病院で手術を受けたビアンキは、頭部に深刻な外傷を負ったことにより、びまん性軸索損傷と呼ばれる脳にダメージを受けた状態となり、現在も意識不明の状態が続いている。危険な状態ではあるものの、現在も安定した状態が続いている(10月14日現在)。