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ケータハム、フェルナンデス前オーナーに宣戦布告

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チームは現在もチームの所有権はフェルナンデス前オーナーらが保持していると主張。

ケータハム・F1・チームは22日(水)、チームのオーナーだったトニー・フェルナンデスら前オーナーと現オーナーのあいだに結んだ法的な義務が果たされず、法的にチームを所有していない現オーナーは、チームのマネジメント・チームの撤退も視野に入れ、あらゆる選択肢を探っていることを明らかにした。

チームが発表したリリースによると、フェルナンデスとダトゥク※・カマルディン・ビン・メラヌンら前チームオーナー(売り手)が6月にコリン・コレスをアドバイザーとするエンガヴェストSA(買い手)へチームを売却した際、売り手から買い手へ株式の譲渡をすることに合意の上でチームの売却がおこなわれたものの、実際は株式の譲渡はなされないまま、買い手はチームを法的に所有していない状態でチーム運営とそれに対する資金提供を強いられていると書かれている。

また、今週、破産申請をおこなったチームのサプライヤーとしてマシンを製造するケータハム・スポーツ・リミテッドの管財人は、フェルナンデスとケータハム・グループの債権者であるマレーシア輸出入銀行(Exim)の代理として選ばれたもので、選出された管財人からはチーム運営にとって有害なさまざまなプレスリリースが発表され、その活動に壊滅的な影響を及ぼしたことも説明している。

この3ヶ月、チームを運営してきた買い手は、マネジメント・チームの徹底も視野に入れ、あらゆる選択肢を探らなければならず、買い手は弁護士を通じて、事実上、オーナーとしてF1チームの運営をおこなっていかなければならないフェルナンデスをはじめ、各団体に必要な申し立てをするように指示している。

ケータハムがこの声明を出したあと、フェルナンデスは自身のツイッター・アカウントで、「何かを買うときにはその対価を支払わなければならない。単純なことだ」と投稿し、イギリスのBBCスポーツに対しては、チームが出した声明を、”garbage”(くだらない)とコメントしている。

※マレーシアの貴族に相当する称号

Photo by Caterham F1 Team
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