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ホンダもトークンを使える?!

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ホンダF1レーシングの復帰が秒読みに入った。2月1日からヘレス・サーキットで合同テストが行なわれ、いよいよ、本格的なシーズンが始動する。

その段階になってもまだ、開発凍結でモメているF1GPだが、ひとまず、FIAがひとつの見解を出した。マクラーレンとともにFIAに申請を申し出ていたホンダの言い分が通ったのだ。

ホンダが主張したのは、シーズン開幕後の開発の公平性だった。右の表が、大まかな全体像である。

エンジン凍結に関しては、いつくか”揺らぎ”があり、その最大のものが、『トークン』の出現だった。1メーカーに32枚渡されるトークンを使えば、『期限』までは、決められた範囲での開発ができることになった。元々、安全性と耐久性などに関する全体の48%に当たる部分の開発は許されていたが、パワートレーンの能力に関わる8%を除く残りの44%の開発は、開幕戦の2週間前の2月28日まで許されることになっていた。

ところが、この『期限』がレギュレーションに明記されていないことをフェラーリが発見し、FIAがこれを認めた。期限がないということは、シーズンが始まっても、トークンを使って開発ができるということになったのだ。

しかし、そうなると、2年目に配給されるトークンを持ってい

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ないホンダだけが、シーズン中に開発が禁じられることになり、公平ではなくなる。これがホンダの言い分でありそれをFIAが認め、”他の3メーカーが2月28日次点で保有しているトークンの平均値”をホンダに配給し、公平性を保とう、ということになった。

FIAのチャーリー・ホワイティングは、「去年から参戦してい
る3チームが、2月28日以降に8、7、5のトークンをもっていたとすると、新たに参入するメーカー(=ホンダ)には、その平均の小数点以下を切り捨てた6のトークンが与えられる」とコメントしている。トークンをどう使うかはサプライヤーの自由だが、開発場所毎に、トークンの必要枚数が決められていて、効果の高いところほどたくさんのトークンが必要になるシステムのはずだが、実戦でのフィードバックを考えると、トークンを残しておくべきとの考えもあるが、去年不調を囲っていたフェラーリとルノーの場合、与えられたトークンで開幕前にメルセデスとの差をできる限り縮めておきたいはず。

ならば、開幕戦を前にした時点で残りのトークンがほとんどなくなることから、もしかするとホンダに与えられるトークンは、あまり多くが期待できない、という見方もできるかもしれず、ホンダF1レーシングの新井康久代表(右上写真)は、開幕戦まで、落ち着かない時間をすごさなければならなくなる?

いずれにしても、トークンを巡っての話題は、しばらく続きそうである。

photo by [STINGER]
[STINGER]山口正己



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