マノー、マシンの準備を完了し、臨時の新CEOを発表
改修された旧車も、残す関門はクラッシュ・テストを通過するのみ。シーズン後半には新車も投入予定。
マノー・マルーシアF1チームは4日(水)、チームの臨時CEOに、イギリスの大手スーパーマーケットの「セインズベリーズ」でCEOを務めていたジャスティン・キングを起用し、新しい投資家に、イギリスでガス/電力会社の「オヴォ・エナジー」を経営するステファン・フィッツパトリックが加わったことをチームの公式フェイスブック・ぺージで発表した。
キングは過去に、F1最高権威のバーニー・エクレストンの後継者ともうわさされた人物で、マルーシア時代にチームのCEOを務めていたグレアム・ロードンは、チーム社長/スポーティング・ディレクターを務め、チーム代表は引き続きジョン・ブースが務める。
開幕戦からの参戦に向けて現在用意している2台のマシンについては、FIA(国際自動車連盟)が先月27日(金)に発表したエントリー・リストの参戦条件にもあった通り、2015年のレギュレーションを完全にクリアするという条件を満たすものと説明している。
このマシンがオーストラリアのグリッドに並ぶための最後の関門は、今週末に受ける予定のクラッシュ・テストをパスすることのみとなった。FIAによるクラッシュ・テストに合格しなければ、テストの参加もレースに参戦することも許されていない。
また、シーズン後半からは、昨年から開発していた2015年型マシンを投入する予定としている。
ドライバーに関してはすでにウィル・スティーブンスが発表されているが、チームメイトも近いうちに発表する予定であることも明らかにした。
【STINGER】
Photo by Marussia F1 Team