ガルデが勝訴、ザウバーのシートは誰の手に?
ザウバーが敗れたことで、ガルデをレギュラー・ドライバーに起用しなければならない状況に。
今年のシートを巡ってギド・ヴァン・デル・ガルデと法廷で争ったザウバー・F1・チームは、チームの訴えが退けられ、ガルデが勝訴したことを11日(水)に発表した。
チームは今年のドライバーにマーカス・エリクソンとフェリペ・ナッセを起用したが、昨年、チームのリザーブ・ドライバーを務めたガルデは、チームと2015年のレギュラー・ドライバーとして契約を結んでいたことを主張し、今週末のオーストラリアGPからザウバーのドライバーとしてレースに出場できるよう、チームを訴えていた。
これに対してチームは、チームの今季型マシン「C34」はエリクソンとナッセ専用に作られていること、ガルデがまだ「C34」を走らせた経験がないことを理由に、ガルデの起用は危険だと主張していた。
この判決を発表したチームのリリースの中で、チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは次のように語った。
「私たちは、この判決に失望しています。今はこれが何を意味しているのか、私たちのシーズンスタートにどれだけの影響を与えるかについて理解するために時間を割く必要があります。マシンは選ばれた2人のドライバー専用に作られています。私たちが避けなければならないのは、準備ができていないドライバーを走らせることによって、私たちのチーム、それからトラックにいるほかのドライバーを危険にさらすことです」。
チームは、続報は状況が次の段階に進んだところで発表するとしている。
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Photo by Sauber Motorsport AG