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初日で見えた開幕戦の注目点–[2015F1GP第1戦オーストラリアGP初日トピックス]

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フリー走行1、2と、トップタイムを記録したロズベルグ。

◆やはり主役はメルセデス
ヘレスとバルセロナで行なわれた2015年合同テストの状況では、メルセデスは案外苦戦するのではないかとの予測もあった。だが、いざフタを開けてみると、去年と同じく、メルセデスが、少なくとも開幕戦からしばらくの間は、圧倒的な優位にいそうなことが分かった。

フリー走行1では、それほどの差は見られなかったが、フリー走行2の終盤、一端フェラーリが1分28秒台で他を圧して1-2を形成した後、それをあざ笑うかのようにメルセデスの二人が1分27秒台を記録してトップ2に立った。

そうなると、早くも二人のバトルの再燃が気になってくる。ハミルトンは自信満々だが、ロズベルグも、”去年以上にプッシュする”と気合充実で開幕戦を迎えている。

◆フェラーリ好調

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メルセデスを別格とすると、最も注目されるのはフェラーリである。これはタイムだけを見ても言えるが、それより、セバスチャン・フェッテルもキミ・ライコネンも、非常に順調にプログラムをこなして初日を終えたことが肝心。

パワーユニットのスペースユーティリティを確保しポテンシャルアップしたことで、ライコネンとフェッテルの戦いが俄然注目されるようになった。

◆ウィリアムズ順調?!
バルテリ・ボッタスが去年の好調を持続して、メルセデスとフェラーリに続く5番手に食い込んで、白地にマルティニ・カラーがますます映えている。しかし、フェリペ・マッサは、フリー走行2を走れなかった。この辺りの足並みの乱れが週末にどう影響するか。

◆トロロッソのヤング・パワー
17歳と20歳、二人合計37歳の最年少コンビ。マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツが、新鮮な風をF1GPに吹き込んでいる。

◆ロータスの台頭?!
ロメイン・グロジャンとパストール・マルドナド、二人ともおとなしいドライバーではないが、今年は少しだけ二人の見方を変えた方がいいかもしれない。

グロジャンはフリー走行1を走れなかったが、フリー走行2では、マルドナルドに続く9番手に着けた。

◆マクラーレン・ホンダの苦戦は続く
開幕戦の舞台であるメルボルンから[STINGER]に届いた情報によると、ホンダは、ポテンシャルを抑えめにしたパワーユニットを持ち込んだといわれる。しかし、ハーネスの長さが足らずに、なんとかリカバーして走行に備えた。

完走狙いで行った(?)その状況でも、フリー走行1では、バトンとマグヌッセンは、それぞれ6周と7周したところで走行を終了。フリー走行2では、バトンが20周を走ったものの、13番手。マグヌッセンは、4周で軽くクラッシュして走行を終えた。

[STINGER-山口正己]

◆2015F1GP開幕戦オーストラリアGPフリー走行2結果
 1. ロズベルグ+メルセデスAMG
 2. ハミルトン+メルセデスAMG
 3. フェッテル+フェラーリ 
 4. ライコネン+フェラーリ
 5. ボッタス+ウィリアムズ
 6. クビアト+レッドブル
 7. サインツ+トロロッソ
 8. マルドナド+ロータス
 9. グロジャン+ロータス
10. フルケンベルグ+フォース・インディア
11. ナッセ+ザウバー
12. ペレス+フォース・インディア 
13. バトン+マクラーレン・ホンダ
14. フェルスタッペン+トロロッソ
15. エリクソン+ザウバー
16. マグヌッセン+マクラーレン

Photo by 
MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team / DAIMLER(メルセデス)
Ferrari S.p.A / STUDIO COLOMBO(フェラーリ)
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