ルイス・ハミルトン、モナコ初ポールポジョン!!

ロズベルグとのチームメイト同士の心理戦と、狭くリスキーなコースレイアウト。ルイス・ハミルトンは、神経質になりながら、モナコGPのポールポジションを奪った。
二度のワールドチャンピオンのポールポジョンは、F1GPでの43回目、今シーズン6戦中5度目だったが、モナコGPは初めて。
ハミルトンは、モナコGP初ポールポジションを、「長く待ったから、とても嬉しい。リズムを崩しかけて、ラジオで”落ち着いて”、と言われたけれど、そう簡単じゃなかった。タイヤやウィングのトラブルや、渋滞もあったし。でも、結果的にはうまくできたね」、と2006年のGP2以来のモナコのポールポジョンを柔和な表情で喜んだ。
破れたロズベルグは、「自信があったけど、ダメだったね。ルイスと逆でうまくいかなかった」と肩を落とした。
3番手は、またもフェッテル+フェラーリ 。メルセデスに届かなかったものの、マシンポテンシャルの差を理解しつつ、やることはやった表情を見せた。
マクラーレン・ホンダは、フリー走行の仕上がりから、初のQ3進出が期待されたが、やはりF1グランプリの壁は厚かった。
フェルナンド・アロンソは、Q2 開始早々にマシンを止めたが、アンチストールが働いた誤作動によるものか。まだまだ力を出すまでに時間がかかりそうだ。
残念だったのはジェンソン・バトン。順調にQ2に進出しQ3進出を期待させたが、最後のアタックに入る直前に、1コーナー手前でロズベルグ+メルセデスがコースオフしてイエローフラッグが振られたことで、アタックができないままでセッションが終わってしまった。
アタックすれば、そこまでの流れからQ3進出が期待できていただけに、12番手でQ2敗退は残念な結果だった。しかし、これも含めてレース、ということだ。
明日の決勝は、14時(日本時間21時)に78周レースがスタートする。
◆2015F1GP第6戦モナコGP予選結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. フェッテル+フェラーリ
4. リカルド+レッドブル
5. クビアト+レッドブル
6. ライコネン+フェラーリ
7. ペレス+フォースインディア
8. サインツ+トロロッソ
9. マルドナド+ロータス
10. フェルスタッペン+トロロッソ
11. グロジャン+ロータス
12. ジェンソン・バトン
13. フルケンベルグ+フォースインディア
14. マッサ+ウィリアムズ
15. フェルナンド・アロンソ
16. ナッセ+ザウバー
17. ボッタス+ウィリアムズ
18. エリクソン+ザウバー
19. スティーブンス+マノー・マルーシア
20. メルヒ+マノー・マルーシア
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team




