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オーストリアGP初日トピックス–いつもと違うフリー走行の結果

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赤いクルマは、メルセデスの脅威となる?

2015F1GP第8戦オーストリアGPが、レッドブル・リンクで開幕した。

初日の最初のセッションであるフリー走行では、メルセデスのニコ・ロズベルグがベストタイムを記録、同じメルセデスのルイス・ハミルトンを2番手に従えた。

しかし、観客席にポツリポツリと雨具が見えるコンディションで始まった午後のフリー走行2では、若干風向きに変化が見られた。

雨はその後上がって、路面はドライコンディションのままだったが、トップタイムは、フリー走行1でギヤシフトの操作系統のトラブルで走行時間を失ったフェラーリのセバスチャン・フェッテル。2番手に最強メルセデスAMGのニコ・ロズベルグを従えた。

メルセデスの同僚ルイス・ハミルトンがそこに続くかと思いきや、3番手はキミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手は、ロータスのパストール・マルドナド、ハミルトン+メルセデスは5番手に甘んじた。


◆短いが攻め方が難しいレッドブル・リンク

コーナー数が9と、全19戦の中で最も少なく、全長も短い丘陵地帯のコースは、それだけタイムを稼ぐ場所が限られ、特に下り高速の最終コーナーや、長いストレートの後のアップヒルの途中で曲がり込む第一コーナーで、オーバーランやタイヤロックからのはみ出しの場面が数多く見られた。

タイムを安定させるのが比較的難しい、それが今年復活して2年目のレッドブル・リンクの特徴でもあり、その状況の中でのフリー走行のいつもと違うオーダーは、レースを面白くしてくれる期待を持たせるものだった。

また、昨年、フロントローを奪ったウィリアムズが、14番手と15番手に沈んでいるのも気になるところ。

一方、マクラーレン・ホンダは、今回もトラブルサムな週末になりそうだ。

アロンソ+マクラーレン・ホンダには、新開発の改善パーツが搭載されているというが、フリー走行開始早々、1周の確認走行を終えてピットに戻った時に、ギヤをニュートラルにして、下りコーナーを惰性でピットにたどり着いた。アロンソは、そのまま1時間をピットで過ごすことになった。

バトン+マクラーレン・ホンダも、フリー走行1が16番手、2が18番手と振るわない。アロンソとトップグループの差は、前戦のカナダと変わっていないが、コースの短さを考えると、それは後退を意味し、マクラーレン・ホンダはまだまだ産みの苦しみを味わっていることが明らかになった。

明日のフリー走行3は11時(日本時間18時)、予選は14時(同21時)から行なわれる。

◆2015F1GP第8戦オーストリアGPフリー走行2結果
1. フェッテル+フェラーリ 
2. ロズベルグ+メルセデス
3. ライコネン+フェラーリ
4. マルドナルド+ロータス
5. ハミルトン+メルセデス
6. フルケンベルグ+フォースインディア
7. グロジャン+ロータス
8. フェルスタッペン+トロロッソ
9. ナッセ+ザウバー
10. ペレス+フォースインディア 
11. サインツ+トロロッソ
12. クビアト+レッドブル
13. エリクソン+ザウバー
14. ボッタス+ウィリアムズ
15. マッサ+ウィリアムズ
16. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
17. リカルド+レッドブル
18. バトン+マクラーレン・ホンダ
19. スティーブンス+マノー・マルーシア
20. メルヒ+マノー・マルーシア


Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA
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