マクラーレン・ホンダ、やや上向き?!–ハンガリーGP初日トピックス
◆ビアンキ追悼GPもメルセデスがリード
2015F1GP第10戦、19戦のシリーズのちょうど折り返しになるハンガリーGPが、ブダペスト郊外のオンガロリンク・サーキットで幕を開けた。
ジュール・ビアンキの訃報に接して、人々はうつむき気味だが、セッションが始まると、仕事に集中した。
初日のフリー走行は、1時間半が午前と午後にそれぞれ行なわれ、いつもどおり、メルセデスの2台が最速タイムを記録した。
◆レッドブルにチャンス?!
注目すべきは、フリー走行2で2-3番手と、メルセデスに割って入ったレッドブルの2台か。
2番手のクビアト+レッドブルは、”僕たちは2台ともコンペティティブだ”と言い切り、3番手のダニエル・リカルドも、”ここ数戦に比べて、マシンは走らせやすくなってる”と語っている。
オンガロリンクは、パワーを要求しないツイスティなレイアウトで、リカルドは、”我々のマシン向き”と前向きなコメントだ。
◆マクラーレン・ホンダはやや上向き?!
改良パーツを投入して進化が期待されるホンダパワーユニット搭載のマクラーレン・ホンダは、午前中が11番手と12番手、午後はフェルナンド・アロンソが8番手に食い込んで光明を見せた。
しかし、アロンソは、”明日になれば、数台が我々の前に入ってくるだろう”と冷静に戦況を分析しているが、”8番手”はこれまで最高のポジションであり、トップとの差も1秒以内と、”進化”を伺わせている。
◆フォースインディアは、午前中のセルジオ・ペレスのクラッシュ/転倒の原因が究明されていなことから、2台のマシンを走行させなかった。
ハンガリーGPフリー走行2結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. クビアト+レッドブル
3. リカルド+レッドブル
4. ロズベルグ+メルセデス
5. ライコネン+フェラーリ
6. サインツ+トロロッソ
7. フェッテル+フェラーリ
8. フェルナンド・アロンソ
9. ボッタス+ウィリアムズ
10. マッサ+ウィリアムズ
11. フェルスタッペン+トロロッソ
12. バトン+マクラーレン・ホンダ
13. マルドナド+ロータス
14. ナッセ+ザウバー
15. グロジャン+ロータス
16. エリクソン+ザウバー
17. メルヒ+マノー・マルーシア
18. スティーブンス+マノー・マルーシア
※以下、出走せず(午前中のペレスの転倒アクシデントを受けて、
原因究明のため、出走を取りやめた)
フルケンベルグ+フォースインディア
ペレス+フォースインディア
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team