ピレリ、「スパでのミディアム使用上限は22周」
ピレリが過去に提案した計算方式だと、スパでのミディアム連続使用上限は22周だと発表。フェッテルは27周使用した。
ピレリは23日(日)、同日にベルギーのスパ-フランコルシャンでおこなわれたベルギーGP決勝で、ポディウム争いをしていたスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・フェッテルの右リヤのミディアム・タイヤが残り2周のところで突然破裂したことを受けてリリースを発行した。
リリースの内容は次の通り。
■ピレリは2013年の11月、タイヤを正しく使用するためにタイヤ1セットあたりの連続周回の上限を定めるように要請したものの、その要請は却下された。
■その要請では、プライム・タイヤの場合はレース距離の50%まで、オプション・タイヤの場合は30%までとなり、今週末に当てはめるとミディアム・タイヤの使用上限は22周までということになる。
リリースに書かれている内容は上記のみで、フェッテルの名前やタイヤの使用状況については一切触れられてはいない。
フェッテルはアクシデントがあった新品ミディアム・タイヤを、14周目にピットに入ってからリタイアした42周のあいだの27周で使用したため、要請どおりに連続周回数の上限を上回ることがなければ、今回のアクシデントは避けられたとピレリは主張している。
ピレリはスケジュール初日にメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームのニコ・ロズベルグのタイヤに出たトラブルに関しては、「構造上の問題は発見されなかった」と発表している。
【STINGER】
Photo by PIRELLI / STUDIO COLOMBO