赤くなくてもゆかりあり?— イタリアGP木曜記者会見
木曜日恒例のドライバー記者会見。今回は、次の6名が参加。
マーカス・エリクソン(ザウバー)
フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
ダニエル・リカルド(レッドブル)
カルロス・サインツ(スクーデリア・トロロッソ)
ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)
※マッサ、リカルド、ロズベルグ、フェッテルのコメントのみ抜粋しています。
マッサはチームメイトに勝っている今年の状況、リカルドはペナルティをどのレースで消化するか、父になったロズベルグはスタート対策、フェッテルはフェラーリの一員として挑むモンツァとスパでの一件についてそれぞれ語った。
Q.ニコ、あなたからはじめましょう。おめでとうございます。お父さんになりましたね。それがあなたにどのような変化をもたらしますか? また、もう名前は決めていますか?
ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):そう、確かにエキサイティングで、もちろんすごくエモーショナルだったよ。この世界のすべての母親にリスペクトだね。信じられないぐらいだよ。とにかくエモーショナルで、超が付くほどハッピーだよ。すごくエキサイティングだったね。
Q.これから数週は少し寝不足気味になるでしょうね。最近、あなたはスタートでポジションを失ってしまっています。 スタートの方式が新しくなる前も、新しくなってからもです。3戦連続でそうなってるわけですが、それであなたにとってはレースが少し難しくなります。あなたはそれについてどう考え、チームはどのように対処し、あなたはどう取り組んでいきますか? 特にこのモンツァはターン1までが長いですし、スタートのミスはターン1でより痛手になりそうですか?
ロズベルグ:そうだね、スタートはここ最近僕らの強みじゃないことは確かだよ。だからそこには結構時間を割いてきたけど、途中でルールが変わっちゃって、そこからの2回のスタートはファンタスティックではなかったね。そこはまだ取り組んでる最中だし、確かに改善させないといけない。それはわかってるから取り組んでるよ。
Q.ありがとうございます。ではセバスチャン、フェラーリとの仕事をスタートさせたとき、夢が実現したと話していました。そしてこのモンツァです。フェラーリのドライバーとして、ティフォシ(イタリアの熱狂的ファン)の前に立っています。誇り、責任、期待、恐れることなく挑戦するなど、言葉で表現できますか?
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):いや!そうだね、見つけようとしてるんだけど。僕はいい話をたくさん聞いてるよ。前にも来てるからフェラーリに対する情熱は知ってるし、その一員になることがすごく楽しみだよ。もしも上手くやれれば、それが僕らのターゲットだけど、日曜日にポディウムに立てれば、長いことブーイングを聞かずに済むだろうね。そう、だから楽しみな要素はたくさんあるよ。ここまで僕らは素晴らしい今シーズンを過ごしてる。今回は僕らのチームのホームGPだし、今年は僕のホームGPがないから今回をそういう風に捉えてる。きっといい結果を残せると思ってるよ。
Q.あなたはスパで、ピレリとタイヤのトラブルに対する考えをメディアに率直に語っていました。調査の結果が出た今、あなたの考えを教えて下さい。
フェッテル:そうだね、まず最初に色々書かれてるけど、正しい内容が書かれてないと思う。僕が言ったことはすごくハッキリしてる。一番重要なことは、起きた問題をしっかり調べるっていうことと、ピレリはすごく協力的だったし、話し合いに対してもすごくオープンだから、そこが一番重要なところだと思うし、僕らはそこから学ばないといけない。今はモンツァにいるんだし、さっきも言ったように、楽しみにしてる要素がたくさんあるからね。
Q.ありがとうございます。ではフェリペ、あなたの番です。2016年(もウィリアムズ残留すること)が決まりましたね。昨年はここで3位でポディウムに上がり、フェラーリでの生活が長かったこともあり、ここのファンにも人気があります。ウィリアムズのシャシーとエンジンの特性からすると、今週末はポディウムでより高いステップに上がることに期待できそうですか?
フェリペ・マッサ(以下、マッサ):そう、もちろんね。期待するだけなら自由だしね。いつも最高を目指してる。レースに勝つってことだね。ここはポディウムに上がるのが最高の場所のひとつだし、全員を見渡せる。特にストレートすべてを埋め尽くしたファンは最高だね。去年はポディウムに上がってみんな喜んでくれたし、僕の名前を叫んでくれてた。すごくナイスだと思うし、今回もポディウムに上がるのが楽しみだよ。もちろん僕らは3位以上を目指してる。グリッドに向かうときはベストを尽くすことと勝つことを考えてる。それが僕が毎レースでやってることだし、今回もポディウムに上がるためにベストを尽くすよ。
Q.最近のあなたの記録を見ると、予選は6対5で(バルテリ・)ボッタスに勝ち、この4戦は彼よりも前でフィニッシュし、チャンピオンシップでも前にいます。この調子はどこから来ているのでしょう?
マッサ:去年はチームメイトと同じように、僕はかなりコンペティティブだったと思う。僕らはシーズン通して闘ってる。ひとつ言えるのは、今年の結果はもっと一貫性があるってことだね。去年の僕には問題も多く出たし、たくさんのレースでいろんなことが起こったから、着けたハ
ズのポジションでフィニッシュできないこともあった今年はもっと状況がスムーズだと思うし、ポイントも稼いでて、多くのレースで想定したポジションでフィニッシュできてるからね。
ズのポジションでフィニッシュできないこともあった今年はもっと状況がスムーズだと思うし、ポイントも稼いでて、多くのレースで想定したポジションでフィニッシュできてるからね。
Q.OK、ありがとうございます。ダニエル、あなたの番です。あなたはイタリアからオーストラリアへ移住した一族の出身ですね。ここへ来たときはイタリア人をどう感じますか? また、いろいろなプロモーション活動でここへ来た数日間で、イタリア人の歓迎ぶりはどうでしたか?
ダニエル・リカルド(以下、リカルド):(大げさに手を動かしながら)まずは身振り手振りで話すよ。自動的にそうなるね。イタリアに着いたら手を使っちゃう。えっと、質問は何だっけ?
Q.ここ数日のイタリア人の歓迎ぶりはどうでしたか?
リカルド:ここの人たちはいつも暖かく歓迎してくれるよ。もちろんね。ファンは・・・いつもこう言うんだけど、彼らは情熱的だよ。すごく情熱的だけど、素晴らしいよ。彼らはこのスポーツが大好きだし、彼らは深く接することが好きなんだ。パドックの中を歩くとなかなかクールだよ。ちょっと道がふさがれちゃうけ。ただ、ファンんの熱烈ぶりでシーズンで一番クレイジーなパドック入り口だけど、ナイスだよ。去年のウォームアップ・ラップのことを覚えてるんだけど、レズモの2つ目に近づいていったらトラックのむこうに赤い炎(フェラーリ一色のファンで埋め尽くされたスタンド)が見えたよ。すごくユニークだし、クールだね。
Q.2015年のレッドブルはまだ上手くいっておらず、多くのレースで5〜7位に留まっています。残りのシーズンのターゲットはどこに設定し、今週末のあなたとチームメイトのパワーユニットに関する決定はどうなっているのでしょう?
リカルド:今はシーズンの終盤に目を向けてて、ここ数戦は僕らが最近で一番調子がよかった状態で、ブダペストとスパは上手く行ってた。マシンの理解度っていう面では、今はシーズンの序盤よりももっと状況を整理できてる。シャシーは強力な状態に戻ると思うよ。モンツァは僕らに特に合ってないサーキットなのは確か。それからペナルティも貰う。、戦略的にそうなっちゃうのは知っての通りだけど。すごくコンペティティブになれると期待できるシンガポールよりも、ここでペナルティを貰う方がいいからね。それで、そうだね、日曜日もお楽しみはいくつかあるし、可能な限り前に出る。それからシンガポールで、そこならポディウムも期待できるよ。
【STINGER】
Photo by
Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA(フェッテル)
MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team(ロズベルグ)
Infiniti Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool(その他)