F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

2015 F1GP第15戦ロシアGPは、金曜日からの波瀾続きを継承するさまざまなドラマが連発するレースだった。

優勝は、ルイス･ハミルトンのメルセデス。これでハミルトンはF1通算勝利を42勝とし、データをセバスチャン･フェッテルと並べた。

ハミルトン＋メルセデスは2位以下に大きく水を開けて圧倒的な強さを見せたが、ポールポジョンからスタートした僚友のニコ･ロズベルグは、スロットルのトラブルでレース中盤で姿を消した。

また、2位以下の争いが激しく展開、多くのサイドbyサイドの接近戦や、行き過ぎた接触もあり、目の離せない展開になった。

終盤、タイヤ交換のタイミングで3位を護っていたセルジオ･ペレス（フォースインディア）を、ボッタス＋ウィリアムズとライコネン＋フェラーリがパス。しかし、抜いた二人の先陣争いが加熱、最終ラップで白いウィリアムズと赤いフェラーリが接触。ボッタス＋ウィリアムズはその場でリタイア、ライコネン＋フェラーリも、フロントサスペンションを傷めて、ペレス＋フォースインディア が3番手を取り戻すどんでん返しを見せた。

一端”やられた”ペレス＋フォースインディア が表彰台を取り戻したが、ペレスの母国は、アメリカGPを挟んで2戦先の開催地、1992年以来23年ぶりに復活するメキシコ。ペレスにとって、エモーショナルな結果となった。

また、マクラーレン･ホンダは、9位と10位で完走、まだまだスピードは充分ではないが、今回のレースでは、トラブルらしいトラブルは起きておらず、終盤戦で上昇機運が期待される結果となった。

 1. ハミルトン＋メルセデス

 2. フェッテル＋フェラーリ 

 3. ペレス＋フォースインディア 

 4. マッサ＋ウィリアムズ

 5. ライコネン＋フェラーリ

 6. クビアト＋レッドブル

 7. ナッセ＋ザウバー

 8. マルドナド＋ロータス

 9. バトン＋マクラーレン･ホンダ

10. アロンソ＋マクラーレン･ホンダ

11. フェルスタッペン＋トロロッソ

12. ボッタス＋ウィリアムズ

13. メルヒ＋マノー

14. スティーブンス＋マノー･マルーシア

以下、リタイア

15. リカルド＋レッドブル

16. サインツ＋トロロッソ

17. グロジャン＋ロータス

18. ロズベルグ＋メルセデス

19. フルケンベルグ＋フォースインディア

20. エリクソン＋ザウバー

※ロシアGP詳細結果