F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

「オースティンの日曜日は、レースはとにかくすごくクレイジーで、フィニッシュ･ラインを通過して数分するまでついにやったってことに気がつかなかったよ！ 正直まだ落ち着けてないんだ。アイルトン（･セナ）の3タイトルを勝ち取った記録に並ぶっていうのはずっと大きな目標だったし、とにかく現実のこととは思えないよ。家族、トラックとファクトリーのチームと、これを可能にしてくれたすべての人へどれだけ感謝してるかを言い表すのは難しいね。その中の一人でも欠けたらやり遂げることはできなかった。今はメキシコ行きを余計にワクワクしてるよ。ドライバーを含めてパドックにいる僕らの多くにとって新しいグランプリ会場だし、初めて行く街やトラックはいつでもエキサイティングだよ。南米のレースはF1ではブラジルGPがあるし、僕のキャリアを通してそこで闘ってきたけど、雰囲気は信じられないレベルだよ。それに、オースティンには何千人ものメキシコ人ファンが来てくれてる。彼らがたくさん集まってくれれば素晴らしいし、彼らが見に来てくれて、その熱狂ぶりを確かめるのが楽しみだよ。残り3戦で（タイトルを獲った今では）やるべきことも失うものはもうないから攻められるから、狙いはもちろん生まれ変わったメキシコGPの初代ウィナーに僕の名前を刻むことだよ。ロシアではウシャンカ帽、アメリカでは（昨年まで）ステットソン帽をポディウムでかぶったから、今回ポディウムに上がるならソンブレロ（メキシコの伝統的な麦わら帽子）をかぶりたいね！」