カルソニックカンセイ、マクラーレンの公式サプライヤーに
さらに日本との結びつきを強めたマクラーレン。
カルソニックカンセイ株式会社(本社:さいたま市北区、社長:森谷弘史)は9日(水)、マクラーレン・ホンダと複数年にわたるオフィシャルサプライヤー契約を結んだことを発表した。
カルソニックカンセイは、熱交換器、空調、内装、コンプレッサー、電子、排気といった製品を世界中の自動車メーカーに供給するサプライヤーで、マクラーレンにはこれまで20年以上にわたってレーシングカー向けの製品を供給してきたが、今回、複数年にわたるグローバルでのパートナーシップを結んだことで、両社はこれから、いままで以上の緊密な関係を築くこととなる。
◆カルソニックカンセイ 森谷弘史社長
「マクラーレンとの新しい提携は、国際的モータースポーツの頂点であり、同時に世界一過酷なレース環境と言われるフォーミュラ1において、当社の製品を開発・搭載できる絶好の機会を与えてくれるものです。これにより、当社はF1という国際舞台において技術力を発揮する機会を得ることができます。またそれと同時に、この提携は当社のエンジニア並びにスタッフがより高度な技術力を目指していくための大きな原動力となるでしょう。我々は当社の定めるタグラインに基づき、全社員が「夢と革新を原動力として」意欲的に取り組むことを企業目標として掲げています。これを実現していく上で、今回のマクラーレン・ホンダとの提携は、まさにパーフェクトなものと言えるでしょう」。
◆マクラーレン・レーシング ジョナサン・ニール(COO&CEO 代理)
「我々は、カルソニックカンセイとの新しい提携に大きな期待を寄せています。カルソニックカンセイの”モノづくり”に対する取り組みは大変素晴らしく、それゆえに優れた製品を継続してつくり続けることができるのだと考えています。カルソニックカンセイと
ニュースリリースマクラーレンはいずれも、その従業員に対し高い能力を要求しています。従って今回の提携を通じ、両社のエンジニア・従業員は一層強く連携していくこととなるでしょう。チームワークの力と技術力を信念に、その柔軟性と力強さでもって、たゆまなく且つ軽々と技術と探究の限界を超えていく。これまでカルソニックカンセイ、マクラーレン両社とも、このようなことをコアバリューとして、成功の文化を築き上げてきました。今回の提携は、マクラーレンが世界中の優秀なパートナーを魅了する力を改めて示すものであり、カルソニックカンセイをマクラーレン・ホンダチームに迎え入れることを喜ばしく思っています」。
カルソニックカンセイの森谷弘史社長とマクラーレン・レーシングのコマーシャル&ファイナンス・ディレクターのジョン・クーパー。埼玉で本日おこなわれた会見のひとコマ。
【STINGER】
Photo by McLaren