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「もう少し上に行けたと思うが、これが現状の実力」–長谷川ホンダF1総責任の予選後コメント

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マクラーレン・ホンダは、Q1でアロンソが3番手、バトンが7番手と上位につけ、ほのかな期待をさせたけれど、結局、8台が残るQ3への進出ができず、アロンソが12番手、バトンが13番手グリッドからスタートする。

予選後、長谷川祐介F1プロジェクト総責任は、フジテレビのインタビューに、以下のように応えた。


◆バルセロナのテストに比べてクルマの調子は?
「クルマの進化は感じられたし、ドライバーもそう言っていたので、ある程度は満足しなければならないと思っています」

◆二人のポジションは?
「実力的に言うと、10位くらいからタイムが接近していましたから、もう少し上に行ける可能性はあったと思いますが、まぁ、これが実力なのかな、と」

◆クルマのセットアップは?
「今日(土曜日)の午前中にやっとドライで走れたわけですが、両ドライバーとも、かなり安定して走れた、とコメントでした」

◆新予選については?
「足切りされないために早く出なければならないけれど、路面コンディションから考えると、てきるだけ後ろに出た方が有利ということもあるし、非常に複雑で難しかったですね」

「ジェンソン最初のアタックがうまく行かなかった。トラフィックの影響もありました」

◆パワーユニットは、満足の行くレベルですか?
「いま出せるレベル、という意味ではきちんと出せたと思います。でも、パワーの絶対値で言うと、満足はしていません」

◆去年はディプロメント(溜め込んだエネルギーの使い方)で苦労していましたが?
「予選では問題なかったですフルデプロメントできていたのでよかったと思います」

◆予選で使えるタイヤが足らないですか?
「ボクがコメントできることではないけれど、(予選方式とタイヤの使い方が)分かりにくいのと、最後に一騎討ちさせる、という意味では、明らかにタイヤが足らないと思います」

◆明日は入賞を狙えるでしょうか?
「ポテンシャルとしては狙えるレベルにあると思います。しかし、トラフィックや戦略がどうなるかですね」
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]

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