ハミルトン、完璧ラップで51回目のPP–2016F1GP第2戦バーレーンGP予選
最後に残った4台の決戦となる白熱の予選で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が別格のスーパーラップで51回目のポールポジョンを決めた。
夜の帳が降りたザヒール・サーキットで、4月2日の土曜日に2016年F1GP第2戦の予選が始まった。いつもなら、余裕を持って臨むQ1で、最強メルセデスが最初から最も柔らかいスーパーソフトを履いてコースイン、フェラーリの速さを意識したこの対応に、熱い予選が予測された。
Q1でルイス・ハミルトンがトップタイム、Q2はロズベルグ+メルセデスが先頭。メルセデスの二人の対決ムードも高まったが、フェラーリの2台が食らいつく展開。それがQ3で最高潮に達した。
8台が残るQ3でポールポジョンが争われた。メルセデスとフェラーリの2台ずつのトップ4は、2回アタックのチャンスがあった。
1回目のアタックで、フェッテル+フェラーリが好タイム、それをロズベルグ+メルセデスが破り、ライコネン+フェラーリが3番手に続いた。
ハミルトン+メルセデスは、ヘアピンをミスして4番手。タイムリミットぎりぎりにコースインする2回目が1周限りのワンチャンスアタックになった。
その1周に集中力を振り絞ったルイス・ハミルトンは、完璧なラップをこなし、2回目のアタックで「ポールポジョンを決めたと思っていた」ニコ・ロズベルグを逆転することに成功した。
フロントローとセカンドローに、メルセデスとフェラーリが2台ずつきれいに並んだ。
金曜日のフリー走行2でメルセデスに次ぐ3番手タイムを記録して期待されたマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、Q2で敗退した。開幕戦のアクシデントの影響で欠場したフェルナンド・アロンソの代役でF1デビューしたストフェル・ヴァンドーンは、12番手とまずまずの走りを見せたが、Q3に残れなかった。
明日の決勝レースは、今日の予選と同じ、18時(日本時間3日24時)に57周レースがスタートする。
◆2016F1GP第2戦バーレーンGP予選
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. フェッテル+フェラーリ
4. ライコネン+フェラーリ
5. リカルド+レッドブル
6. ボッタス+ウィリアムズ
7. マッサ+ウィリアムズ
8. フルケンベルグ+フォース・インディア
—-以下Q2落ち—-
9. グロジャン+ハース
10. フェルスタッペン+トロロッソ
11. サインツ+トロロッソ
12. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
13. グティエレス+ハース
14. バトン+マクラーレン・ホンダ
15. クビアト+レッドブル
—-以下Q1落ち—-
16. ウェーレイン+マノー
17. エリクソン+ザウバー
18. ペレス+フォース・インディア
19. マグヌッセン+ルノー
20. パーマー+ルノー
21. ハリアント+マノー
22. ナッセ+ザウバー
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Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team