ロズベルグ4連勝、マクラーレン・ホンダW入賞!!–2016F1GP第4戦ロシアGP
ポールポジョンからスタートしたニコ・ロズベルグ(メルセデス)が、今期4連勝、去年のメキシコGPから7連勝を達成した。
7連勝は、2013年のセバスチャン・フェッテルの9連勝に続き、アルベルト・アスカリの1952-1953年、2004年のミハエル・シューマッハと並ぶ歴代記録。ツキに見放され続けているチームメイト、ルイス・ハミルトンの記録は6連勝だ。
2位には、10番手から追い上げたハミルトン(メルセデス)が食い込み、3番手は、700回目の表彰台(!!)となったフェラーリを駆るキミ・ライコネンだった。
スタートでセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)に、レッドブルのダニール・クビアトが二度に渡って追突。二度目は、最初の追突によるパンクが遠因だったようだが、荒れた幕開けとなった。このとばっちりで、フルケンベルグ(フォースインディア)とハリアント(マノー)が戦列を去った。
また、今週末、ノートラブルでこなし、僅かな差でQ3に進出できなかったが、確実な進化を見せていたマクラーレン・ホンダが、フェルナンド・アロンソ6位、ジェンソン・バトン10位とダブル入賞した。
アロンソは終始安定したペースで53周レースを走りきった。また、バトンは、抜きにくさで名高いソチ・オートドロモながら、さらにタイヤマーブルが出てラインを外すとグリップが低下した終盤のリスキーなコースで、トロロッソのカルロス・サインツをオーバーテイクする力も見せ、今後を楽しみなものにした。
次戦は、シーズンの本格始動を告げるヨーロッパラウンド緒戦となるスペインGP。ここまで不運続きのルイス・ハミルトン、同じく、トラブルやアクシデントで結果を残せていないセバスチャン・フェッテルの復活が注目される。
◆2016F1GP第4戦ロシアGP結果
1. ロズベルグ+メルセデス
2. ハミルトン+メルセデス
3. ライコネン+フェラーリ
4. ボッタス+ウィリアムズ
5. マッサ+ウィリアムズ
6. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
7. マグヌッセン+ルノー
8. グロジャン+ハース
9. ペレス+フォースインディア
10. バトン+マクラーレン・ホンダ
11. リカルド+レッドブル
12. サインツ+トロロッソ
13. パーマー+ルノー
14. エリクソン+ザウバー
15. クビアト+レッドブル
16. ナッセ+ザウバー
17. グティエレス+ハース
18. ウェーレイン+マノー
※以下、リタイア
19. フェルスタッペン+トロロッソ
20. フェッテル+フェラーリ
21. フルケンベルグ+フォースインディア
22. ハリアント+マノー
※詳細結果はこちら。
[STINGER]山口正己
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team