F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

グリッド=2位 / 決勝=7位

「レースにはいい日と悪い日があって、今日は僕には悪い日だった。勝利を賭けて闘えるだけの速さがなかったし、原因を把握する必要があるね。ブレーキの問題の可能性があるけど、まだ確かなことはわからない。レース序盤、ウェット･タイヤを履いてたときは限界までプッシュできるっていう感触がなくってね。ルイス（･ハミルトン）を前に行かせろっていうのはチームからの要請を受け入れるのは難しくはなかったよ。たとえそのとき悔しかったにしてもね。僕のぺースはかなり劣ってたし、ルイスはチームのために勝てるだけの速さが明らかにあったしね。僕らにはいつも、もしも自分が前にいて、相手が勝てるチャンスがあるならチャンスを与えるってうルールがあるから。そこからは思うように行かなかったよ。ピットレーンが混雑しててピットストップもトリッキーだったからボックス（ピット）に留まることになってね。マシンが何台もそばを走っていくし、いきなり6位まで落ちてた。モナコで一度うしろに落ちたら身動きが取れない。結局、ニコ（･フルケンベルグ）のソフト･タイヤの方が僕の寿命が来たウルトラソフトより長持ちしてたし、霧雨の中でタイヤの温度が下がってグリップを失ったから、彼を前に行かせるしかなかった。簡単に説明するとそんな感じだよ。今日はものすごくガッカリしてるし、ホームレースでまた勝ちたかったけど上手く行かなかったよ。タフだったしすべてを受け入れるにはたぶん一日かかるだろうけど、それが済んだらカナダでまた強くなって戻ってくるチャンスを目指して頭を切り替えるよ」。