2016F1GP第13戦ベルギーGP予選直前情報
夏休みが開け、後半戦の幕が開いた。第13戦ベルギーGP会場は、スパ・ウェザーで名高いスパ-フランコルシャンだが、今年は雨はなく、青空に見下ろされて話題満載の週末が進んでいる。
◆最強メルセデスが1-2にいない
メルセデスの二人は、ルイス・ハミルトンが5番手、ロズベルグが7番手でフリー走行を終えた。このポジションをどう見るのか。
いつもなら最速タイムで週末を牽引するメルセデスだが、今回は、金曜日の段階から、レースセットに専念するいつもと異なるプログラムの進め方をしていた。予選になれば、との観方もあるが、予選シミュレーションを行なうフリー走行3の最後のタイミングでも、ハミルトンが最終コーナーのバスストップシケインをオーバーランしたとはいえ、5番手は、肩すかし?
◆フェラーリvsレッドブルの戦い
メルセデスに代わってトップを争ったのは、フェラーリとレッドブル。新婚ホヤホヤのライコネン+フェラーリがフリー走行3のトップに君臨した。リカルド+レッドブルを挟んで3番手にフェッテル+フェラーリ。
一方、レッドブルの一角であるフェルスタッペン+レッドブルは、ギヤボックスのトラブルか、フリー走行3でノータイム。リカルドと好対照の結果となっている。
◆アップデイトを入れたマクラーレン・ホンダ
ここまでの流れからは”苦手”の部類に入る高速で空力特性がタイムに響くスパ-フランコルシャンは、マクラーレン・ホンダにとって厳しい舞台のはずだったが、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの11、13番手は悪くない。
◆想像以上の19歳
エスティバン・オコンが、マノーのステアリングを握ってF1デビューを飾った。
チームメイトのパスカル・ウェーレインと共に、メルセデスの育成プログラムの優等生。今シーズン、メルセデスのテスト、貸し出されたルノーの金曜日フリー走行、そして今回のマノー。シーズン中に3種類のマシンを体験するという数奇な経験をしている。
予選は土曜日14時(日本時間21時)にスタートする。
◆フリー走行3結果
1. ライコネン+フェラーリ
2. リカルド+レッドブル
3. フェッテル+フェラーリ
4. ボッタス+ウィリアムズ
5. ハミルトン+メルセデス
6. フルケンベルグ+フォースインディア
7. ロズベルグ+メルセデス
8. マッサ+ウィリアムズ
9. ペレス+フォースインディア
10. グロジャン+ハース
11. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
12. グティエレス+ハース
13. バトン+マクラーレン・ホンダ
14. マグヌッセン+ルノー
15. ウェーレイン+マノー
16. クビアト+トロロッソ
17. サインツ+トロロッソ
18. パーマー+ルノー
19. ナッセ+ザウバー
20. オコン+マノー
21. エリクソン+ザウバー
※以下、ノータイム
22. フェルスタッペン+レッドブル
photo by HONDA