フィリッペ・マッサ、今シーズンいっぱいで引退!!
ウィリアムズのフィリッペ・マッサが、イタリアGPの開幕を翌日に控えた9月1日木曜日、モンツァ・サーキットのパドックに報道関係者を集めて引退を発表した。
2002年オーストラリアGPでF1GPデビューから243戦目となるイタリアGPを前の”決意発表”だった。
フィリッペ・マッサは、15年間で優勝11回、ポールポジョン16回を含む記録を残し、フェラーリで活躍した2008年には、ルイス・ハミルトンとの激しいタイトル争いの末、最終戦で6勝目を飾り、逆転チャンピオンを決めたと思われながら、10秒後にハミルトンに逆転されてタイトルを逃す悲劇の逸話も残した。
また、2009年ハンガリーGPでは、ブロウンGPに乗る同じブラジル人のルーベンス・バリチェロのマシンから外れたパーツが頭部を直撃、瀕死の重傷を追うアクシデントも経験したが、見事に立ち直って、翌年もフェラーリのステアリングを握った。
フェラーリが引き続きシートを与えたのは、フィリッペ・マッサの人柄によるところが大きかったといわれる。マッサの引退発表を受け、直後に行なわれた恒例の木曜日6人会見の列席者は、フィリッペ・マッサの15年にわたる活躍を讃えると共に、”ナイスガイ”というフレーズで、優しい人柄のフィリッペ・マッサを労った。
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Photo by WILLIAMS F1 TEAM / LAT Photographic