タイヤ・テスト2日目 フェラーリがテストを完了
次回は11月にアブダビでスリックをテストするフェラーリ。
6日(火)からスタートした今月最初のピレリの2017年型タイヤ・テスト2日目が完了した。
今週のテストはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームとスクーデリア・フェラーリが担当し、今回は両チームともスリック(ドライ・タイヤ)のテストに焦点が当てられた。
フランスのポールリカール・サーキットで8日(木)までの3日間テストを担当するメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームは、3日間ともマノー・レーシングのレギュラー・ドライバーでメルセデスのリザーブ・ドライバーも務めるパスカル・ウェーレインが担当する。
2015年型マシン、「F1 W06」を走らせたウェーレインは2日目は89周を記録した。
スペイン-バルセロナのカタルーニャ・サーキットでテストをおこなったスクーデリア・フェラーリの2日目は、初日を担当したキミ・ライコネンからセバスチャン・フェッテルが引き継ぎ、2015年型の「SF15-T」で156周を記録した。
一足先にテストを完了したフェラーリの次回の担当は、11月のアブダビとなっている。
【フェラーリのテストの様子/バルセロナ2日目】
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■2017年型タイヤのテストについて
このテストは、レギュレーションの変更で来年から大型化するタイヤをシーズン開始前に十分なデータ収集と開発を可能にする目的で実施されるもの。
空力面の変更とともに1周あたり4秒のタイムアップを目指してサイズが変更になる来年のタイヤは、フロントは現在の245mmから305mmへ、リヤは325mmから405mmへそれぞれサイズアップ。25%ワイドになる幅は、フロントが現在より60mm以上、リヤは80mm以上ワイドになる。
全10回、合計24日間のテストが予定されているタイヤ・テストには、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングの3チームがマシンとドライバーを貸し出しておこなわれる。
参加チームは来年に向けたデータを得ることができるため、それがアドバンテージにならないよう、全テストで得られたデータはすべてのチームで共有される。
各チームの詳しいスケジュールは次の通り。
テスト | 日付 | テストの日数 | サーキット | マシン | タイヤの種類 |
1 | 8月1〜2日 | 2日間 | フィオラノ | フェラーリ | ウェット |
2 | 8月3〜4日 | 2日間 | ムジェロ | レッドブル | スリック(ドライ) |
3 | 9月6〜7日 | 2日間 | バルセロナ | フェラーリ | スリック(ドライ) |
4 | 9月6〜8日 | 3日間 | ポールリカール | メルセデス | スリック(ドライ) |
5 | 9月21〜22日 | 2日間 | ポールリカール | メルセデス | ウェット |
6 | 10月12〜13日 | 2日間 | バルセロナ | メルセデス | スリック(ドライ) |
7 | 10月14〜16日 | 3日間 | アブダビ | レッドブル | スリック(ドライ) |
8 | 11月2〜3日 | 2日間 | アブダビ | レッドブル | ウェット |
9 | 11月14〜16日 | 3日間 | アブダビ | フェラーリ | スリック(ドライ) |
10 | 11月29日 | 3日間 | アブダビ | メルセデス フェラーリ レッドブル |
最終仕様 |
*水色の部分は今週行われるテスト。
【STINGER】
Photo by Pirelli & C. S.p.A. – Pirelli Tyre S.p.A