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シンガポールGP決勝トップ3会見–QUESTIONS FROM THE FLOOR

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抜きにくいコースとはいえ、毎年好レースが繰り広げられるシンガポールGP。今年はセーフティ・カーはあまり活躍せず、最後まで接戦のレースが続いた。ニコはサマーブレイク後、3連勝で再びポイントリーダーに立ち、”流れ”が変わるかもしれない。


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Q:ニコ、まずはおめでとうございます。素晴らしいドライブでした。レースの最も序盤、トラック上に勇敢すぎるマーシャルが現れるちょっとした出来事がありました。あなたは彼に向かってドライブしていました。その瞬間、何が起こって、あなたは何を見たかを話してください。
ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):そうだね。とても危険だったよ。僕たちは再スタートすると思っていなかったし、彼もそうだろうね。なぜなら、再スタートはとても唐突だったからね。でも、彼はちょうどコースから出ていったから、OKだったね。もちろん、僕らみんな、少しばかり注意してそこをドライブしなければならなかったよ。

Q:ニコ、数日前に、200戦目のレースは大きな出来事ではないと話してくれました。今はどうですか? あなたの中で大きな出来事になりますか?
ロズベルグ:シンガポールGPを勝てて、今日は素晴らしいね。僕は本当に、本当にハッピーだよ。週末全体がパーフェクトだった、そう、今日は大きな出来事だね。明日は、そうでもないかもしれないけどね。

Q:メルセデスの2人に訊きます。私たちは、チームがあなた達にブレーキについての警告を与えているのをラジオで聞きました。何が起きていたのか、そして、ブレーキの問題はレースを通じてだったのかを教えて下さい。
ロズベルグ:そうだよ。ブレーキが限界だったんだ。でも、僕らはそのことを知っていたから、うまくやれたよ。ギリギリだったけど、レーズ全体を通じてマネージするのは簡単ではなかったからね。

Q:ルイス、何か付け加えることはありますか?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):ニコと同じだよ。来年どのくらい悪くなるか気になるよ。クルマが重くなるからね。残念ながら、クルマが重ければ重いほどプッシュできないんだ。ここでは後ろにつくとうまくレースできなくてね。でも、このレースだけの状況だけどね。

Q:ダニエルはどうですか? 何かブレーキに問題はありましたか?

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ダニエル・リカルド(以下、リカルド):特になかったよ。レースが終盤になってくると、時々ブレーキが少し長いなと感じたけど、ブレーキが摩耗しているのはわかっていたよ。でも、僕たちはクリティカルな状況にはならなかったし、本当にブレーキをマネージしなければならないってことはなかったよ。いくつかの問題を予期してたけど、実際はすごくうまくいったね。

Q:ニコ、シンガポール後のポイントリーダーが過去8年で7回、チャンピオンになっています。どう思いますか? また、シーズン終盤の数レースに向かって、どのくらい自信がありますか?
ロズベルグ:統計的にはそうみたいだね。僕はそういうことはまったく気にしないよ。僕にとって重要ではないね。今日は、このレースを勝ててハッピーさ。僕は勝つためにここに来たんだからね。そして、この勝利を祝うことにするよ。家に帰るのが待ちきれないね。次のマレーシアでも、繰り返したいよ。この瞬間はすごく良い気分だからね。この良い流れで、次のマレーシアで勝つことにトライするよ。

Q:ルイス、キミ(・ライコネン)があなたを追い抜いた時に何が起きたか説明してください。(路面が)バンピーでしたか? それとも、タイヤが残っていなかったのですか?
ハミルトン:あれはミスだよ。バンプのひとつでロックアップさせて、まっすぐ行っちゃったんだ。でも、幸いにも、次のスティントの後、僕は何も失ってなかったよ。

Q:ルイス、シンガポールでのレース結果を受けての質問です。チャンピオンシップでの勝利に向けて、どんな気分でマレーシアに向かいますか? メルセデスは問題を解決すると考えていますか?
ハミルトン:僕たちは良いクルマを持ってる。いい週末だったよ。理論的には、43ポイント差からの8ポイントだから、まだ、そんなに急じゃないよね。ニコはとてもうまくやったよ。今週末の彼は素晴らしい仕事をしたね。彼はこれを続けると思うし、僕も同じようにやらないとね。

Q:ルイス、レース終盤、序盤よりも、あなたはとても速くみえました。フレッシュタイヤだったからですか? それとも最大限アタックすることが許されたからですか?

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ハミルトン:一部分はフレッシュタイヤだったからだね。でも、多くはクルマが軽くなったことによるよ。ブレーキのコントロールも随分イージーになったからね。ブレーキのオーバーヒートが収まってからは、ペースを上げることができたんだ。最後の10周はワーニングが出てたけどね。ワーニングは続いてたけど、ベストな結果を望んでたよ。幸運にもペースは良かったからね。

Q:ニコ、レース作戦を変更したようにみえました。それはレース中ですか、それともレース前からのプランですか?
ロズベルグ:違うよ。すべてがプラン通りだよ。レッドブルがレース終盤に挑戦してくるのはプランにはなかったけど、僕たちにとっては、すべてプラン通りさ。

Q:ニコ、スパ、モンツァ、そして今、これまで勝ったことのないシンガポールで勝ちました。そして、チャンピオンシップを再びリードしました。きっと、興奮すべきでよね?  それともミスター・クールのニッ
クネームを授けましょうか?
ロズベルグ:僕は今日のレースを勝ったことに興奮してるよ。それ以外にはエキサイトしてないね。ここシンガポールで、初めて勝てたことが素晴らしいんだ。僕はここでいい思い出がなかったからね。過去、このトラックではうまくいかなかったから、今日はいい日のひとつだよ。

Q:ダニエル、3回目のピットストップの前、ニコとの差を3秒に縮めていました。後で考えると、ピットインしなければ、ニコを倒すためのより良いチャンスがあったと思いますか?
リカルド:わからないね。ソフトタイヤはすごくいいって感じてたよ。僕たちのペースはあったけど、ここで同じタイヤでメルセデスを追い抜くのは簡単じゃないよ。もし、0.5秒速かったとしてもね。彼を捕まえられたとしても、前のドライバーがミスしないかぎり、ここでやってのけるには、大きなアドバンテージが必要だね。

Q:ダニエル、以前、優勝するにはベストチャンスのひとつだと言っていました。次はどこになりますか?
リカルド:雨になればね! ドライコンディションだと、ここは僕らのベストだったよ。0.5秒差以内だったしね。でも、レースの後に、ラジオでチームに、僕らは今年勝てるよ!って言ったんだ。どこがで土砂降りになるだろうし、願わくば予期しないことが起きて、僕たちがその中にいて、その後勝利を掴みたいね。

Q:ニコとルイスに聞きます。昨年のレース後、シンガポールGPで競争力があれば、人生のひとつのハイライトだと、トト(・ウォルフ/メルセデス-ベンツ・モータースポーツ/代表)が昨日言っていました。あなた達も今年のレース結果がひとつのマイルストーンとしますか?
ロズベルグ:僕たちはベストなクルマを持っているだけじゃないんだ。ベストなクルマから、ポテンシャルを引き出す最も有能なエンジニアリンググループを持ってる。毎週末、新しいサーキットや違うサーキットにあわせてクルマを変えているからね。なぜなら、昨年、僕たちは、まったくここ(表彰台)にはいなかったからね。レッドブルとフェラーリに負かされたけど、僕たちが悪かったことを理解して、今年戻ってきて、そして彼らを彼らの強いトラックで打ち負かした。これは本当に素晴らしいよね。

ハミルトン:ニコの答えで完璧だよ。

[STINGER]
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photos by
MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool
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