マレーシアGP決勝トップ3会見–QUESTIONS FROM THE FLOOR
予選で圧倒的な差をつけたハミルトン、スタート直後のフェッテルとの接触でチャンピオンシップの逆転は確実と予想されたセパンだったが、まさかの発火リタイヤで、ロズベルグがリードを広げた。
残り5戦、次は鈴鹿、ますます目が離せなくなってきた!!
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Q:マックスとダニエル、レース前半、マックスがダニエルの前にいて、また元に戻ったバトルについて教えてください。
マックス・フェルスタッペン(以下、フェルスタッペン):ターン5か6かな?
リカルド:F1で、互いに僅かな間隔で高速コーナーでレースするのは楽しいよ! 熱いバトルの中で、怒ったり同時に笑ったりね。ドライバーは、2メートル隣にいる奴も同じくらい楽しいんだ。最後にはレースをリードすることを互いに目指すんだ。とても熱いよ!
フェルスタッペン:互いに十分なスペースを与えてる時は、いつも楽しいよ! 僕たちはお互い、幅寄せしたりとかしないからね。ハイスピードでのレーシングは素晴らしいよ!
—-マックス、52周目、あなたはリカルドの1.1秒後方にいました。おそらく、次の週にはDRS圏内に入ったと思いますが、その後、1.2秒、1.4秒、そして2秒差となりました。2位に留まれと、なんならかの指示を受けましたか?
フェルスタッペン:違うよ、僕はプッシュしてたよ。タイヤがオーバーヒートしてたんだ、僕の方がラップを重ねたタイヤだったし、DRSに入るのは難しかったよ。もし、ハードタイヤ時、僕は数ラップアドバンテージを持っていたから、1秒以内に近づくことができたかもしれないけど、古いタイヤじゃ難しいよ。
—-あなたたちは最後まで自由に争いましたか?
フェルスタッペン:そうだね。チームは僕たちに自由にレースしていいと言っているんだ。もちろん、クリーンにね。僕たちはそうしたんだ。
—-ニコ、キミを抜いた時に接触した状況、そしてそれによって受けたペナルティーについて聞かせてください。
ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):追い抜きにいって、接触したんだ、そういうことさ。細かいことは覚えてないよ。確かに、アグレッシブな動きだったけど、彼らはもう少しアグレッシブだと判断したんだね。その時はペナルティーを受けるとは思ってなかったんだけどね。
—-ダニエル、このレースで勝てると思ったのはいつですか? そして、マックス、2位になると思ったのはいつ?
ダニエル:僕にとっての最初のサインは、マックスの最初の本気のアタックを抑えた時だね。最初に抑えた時、OKって思ったよ。でも、マックスはこの週末ずっと速かったし、なんの保証もなかった。
フェルスタッペン:最終4〜5ラップかな。前も言ったように、1秒以内に入るのはすごく大変だったんだ。リカルドの後ろにいる時は、ネコとネズミの追いかけっこみたいだったよ。僕がバルセロナでやったようにね。リヤタイヤを少しスライドさせて苦労しているのを見ながら、すこしだけプッシュする。ダニエルはやったなって、思ったよ。
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photo by Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool