完璧!ロズベルグ、鈴鹿初勝利!!–2016F1GP第17戦エミレーツ日本GP決勝

ロズベルグは、念願の鈴鹿での勝利を果たした。
スタートで予選2位のルイス・ハミルトン(メルセデス)がダッシュを鈍らせて大きく後退したところで、すべてが決まったレースだった。
スタートをミスしたハミルトン+メルセデスは、8番手に落ち、その後追い上げて3位まで挽回。最後はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を追い詰めて終盤のハイライトを演出し、表彰台までたどりついたが、3位に甘んじることになった。
スタートからトップに立って逃げきった宿敵ニコ・ロズベルグの優勝で、ポイント争いでハミルトンはさらに大きな差をつけられることになった。ここまでの合計は、ニコ・ロズベルグ313点、ルイス・ハミルトン280点、残りは4戦、ハミルトンは窮地に追い込まれ、逆転の難易度は限りなく高くなった。
予選でメルセデスに肉薄して期待されたフェラーリの2台は、3番手のライコネン+フェラーリがギヤボックス交換で5グリッドダウンのペナルティを受け、セバスチャン・フェッテルも前戦のマレーシアでの危険行為のペナルティで3グリッドダウンと踏んだり蹴ったりの状況となり、メルセデス追跡はならなかった。
代わって2列目からスタートしたレッドブルのうち、終盤のハミルトン+メルセデスの激しい追撃を凌ぎ、残り1周のシケインでハミルトンのミスを誘ってシケインを直進させる老獪なワザを見せたマックス・フェルスタッペンが、ロズベルグ+メルセデスに次ぐ2位。若さだけでない能力を証明した。
マクラーレン・ホンダは、鈴鹿のコースにマシンを適合させ切れず、終始後方集団を余儀なくされる苦しい展開で、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、16位と18位に甘んじた。
次の第18戦アメリカGPは、2週間後にオースチンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれる。
◆2016F1GP第17戦エミレーツ日本GP決勝結果
1. ロズベルグ+メルセデス
2. フェルスタッペン+レッドブル
3. ハミルトン+メルセデス
4. フェッテル+フェラーリ
5. ライコネン+フェラーリ
6. リカルド+レッドブル
7. ペレス+フォースインディア
8. フルケンベルグ+フォースインディア
9. マッサ+ウィリアムズ
10. ボッタス+ウィリアムズ
11. グロジャン+ハース
12. パーマー+ルノー
13. クビアト+トロロッソ
14. マグヌッセン+ルノー
15. エリクソン+ザウバー
16. フェルナンド・アロンソ
17. サインツ+トロロッソ
18. ジェンソン・バトン
19. ナッセ+ザウバー
20. エスティバン・グティエレス
21. オコン+マノー
22. ウェーレイン+マノー
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Photo by Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool




