F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

「初めてブラジルGPで勝てたよ！　1991年のアイルトン（･セナ）の優勝をみて、”僕もいつか”って思ったのをおぼえてる。あの日の彼の感じていたことがわかったし、彼の気持ちをやっと理解できたよ。それに、今回ここで開催されたグランプリは（自身のカーナンバーと同じ）44回目だから、僕にとってすごく特別なレースになったよ。この観客の前でセナに代わって勝てるなんて一生忘れられない瞬間だし、ついにそれが現実になったなんて信じられないよ」。

「クレイジーだよ。だってこれまでこのレースに勝つのはすごく難しかったのに、今日はこれまでに勝てたレースの中でも特にラクなレースの一つだったからね。もちろん、こういうコンディションだからどこでも簡単にミスする可能性はあったけどね。ただ、今日は全体的にかなりリラックスして走れたし、完全にコントロールできてると感じてたよ。僕は雨の中を走るのが大好きなんだ。子供のころから（雨が多い）イギリスでレースしてきてるからだろうね！」

「気の持ちようがすべてだったんだ。冷静さを保ちながらミスをせずに素晴らしい反応を見せて、マシンをどう走らせるか把握することが重要だった。完全にドライビングに集中できたレースのひとつだったよ。1セットのタイヤがとにかく長く保ってくれて、何も問題が出ないしマシンはファンタスティックだった」。

「2つのファクトリーで一生懸命に取り組んでこんな素晴らしいマシンを用意してくれたみんなに感謝の想いを伝えたい。この結果は彼らみんなのもの。毎週、僕らは歴史のピースを埋めてきてるし、どの分野でも僕らが最高のチームだってことを常に徹底して証明してきた。僕らのホスピタリティは最高だし、食べ物も最高、ガレージにいるみんなも最高、ファクトリーにいるみんなも最高で、僕らのマシンも最高だからね。どのエリアも完全だっていうのはかなりレアだし、その一員でいられるかとが誇らしいよ」。

「最後のレースで決着がつくのはうれしいね。僕にできることは、これまでの数戦と同じように強さを発揮することで、もしそれができれば、今年何を達成できたのかは心の中でわかってる」。