F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

22日（金）、アメリカ-フロリダ州マイアミにあるマリーンズ･パークでレース･オブ･チャンピオンズ（ROC）国別対抗戦がおこなわれ、優勝したチーム･ドイツのセバスチャン･フェッテル（スクーデリア･フェラーリ）が今大会とミハエル･シューマッハへの想いを語った。

これまでシューマッハとチーム･ドイツとしてコンビを組んでROC国別対抗戦で6連覇を挙げてきたフェッテルは、今年はパスカル･ウェーレインとチームを組んで前回大会で逃したシューマッハのラッキーナンバーでもある大会”7″勝目に挑む予定だったが、ウェーレインは21日（土）に喫したクラッシュにより出場を断念したため、ひとりでチーム･ドイツとして挑み、すべての対戦相手に一度も敗れることなくストレート勝ちを決めて念願の7勝目を達成した。

「レース･オブ･チャンピオンズは素晴らしい大会だよ。ただ、昨日はすぐ負けちゃったワケだし、だから手ぶらでアメリカを離れるわけにはいかなくってね。出だしは失敗しちゃったけど、それがより真剣に取り組む助けになったんだ。（初戦で敗退してしまった個人戦に対して）今日はとにかく、もう少し長くトラックに留まっていたくてね。すぐにリズムをつかむことができたし、かなりいい感触だったよ。昨日と違って今日はすべてのマシンと上手くやって行けたよ。まぁ、なるようにしかならないからね。上手く行くときもあれば、そうじゃないときもある。今日は間違いなく上手く行ったけど、もちろんこの勝利をパスカル（･ウェーレイン）とシェアできてたらもっとよかったんだけどね」。

「この記録は僕ら（シューマッハと）で一緒に重ねてきたものだし、彼がここにいてくれたらなって思うよ。マイケル（シューマッハ）が僕にレッスンしてくれるとき、僕はそれに注意を払えるだけの賢さはあったし、今日はその教えで上手くやれたよ」。

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