「いつでも代わるよ!」(フェルスタッペン)–中国GPトップ3会見から
中国GPは、スペクタクルで楽しめるレースだった。主役は、優勝したメルセデスのルイス・ハミルトンと、それを追い上げたフェラーリのセバスチャン・フェッテル、そして、すさまじい追い上げ劇を展開したマックス・フェルスタッペンの3人だ。
レース後のトップ3会見では、3位のフェルスタッペンに質問が集中した。1周目に16番手から9台抜きのスーパーパフォーマンスを見せ、表彰台のインタビューアを務めたF1ドライバーの大先輩マーチン・ブランドルに、「今日の主役」と言わせたからだ。
ウェット・コンディションのドライブについての3人への質問、そしてハミルトンへのフェルスタッペンについてのコメントを紹介する。
ハミルトンがレッドブルへの期待も口にして、ライバルがチーム内ではなく、別チームにいることを心から楽しんだでいたのも印象的だった。
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—-マックス、1周目に9台のマシンを抜いた時のことについて、もう少し聞かせてください。
マックス・フェルスタッペン(以下、フェルスタッペン):本当に良いスタートだったよ。でも、2台に阻まれてバックオフしたけど、1つか2つポジションを上げられた。それから、スペースを見つけるためにターン1は外側から1台抜いて、ターン2はインから1台。ターン3はアウトサイドにスペースがあった。後ろに入るとダウンフォースを多く失うからね。そのあともスペースを見つけようとして、ターン6、7、8もうまくいった。1周で9台は多いよね。もちろん、うまくいってとってもハッピーだよ。
—-3人に聞きます。天候は有利だった? それとも?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):天候はエキサイティングにするよね。ウェットからドライになっていく時の状況は一番エキサイティングだった。すごく楽しいし、宝くじみたいだよ。スマートな判断とドライビング、そしてどのようにタイヤを使うか。ドライでのドライブは素晴らしいし、ウェットはすごいタフで、両方とシビれるね。
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):付け加えることはないよ。
フェルスタッペン:本当に今日はうまくいった。だって、16位スタートだったからね。ウェットでは追い抜きがイージーだ。僕にとって、パーフェクトなレースだったよ。だって、スリックタイヤに交換した時には、ほとんどのクルマを抜いていたんだから。
—-マックス、ドライだったらどうだったろう?
フェルスタッペン:3位は無理だね。多分、6位かな。僕にとってはいいコンディションだったってことだね。
—-ルイス、隣の若いオランダ人(フェルスタッペン)のオーバーテイク・ショーをどうをどのようにみましたか?
ハミルトン:僕たちの隣に彼がいるのはとってもいいね。若い奴がいることはいいことだよ。マックスはこのスポーツを始めてから本当に素晴らしい仕事をしてきた。彼はみんなにとってフレッシュな息吹だし、明らかに何度も素晴らしいレースを見せた。本当に最大限にやっているよね。彼はDriver of the Dayになったしね。レースをリードしてる時は、たくさんのオーバーテイクはできないけどね。
フェルスタッペン:もし、代わりたいなら、いつでもOKだよ!
ハミルトン:遠慮しとくよ。僕は、シーズンを通して、レッドブルがよくなることを望んでいるよ。3チームでの闘いになれば、もっとエキサイティングになるからね!
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【翻訳:Masataka Hoshi】
Photos by
Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool
MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team