F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   アロンソのインディ計画の影響

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

アロンソのインディ計画の影響

170413fastyj01.jpg
佐藤琢磨に影響はないのか?

アロンソがインディ500に参戦するという突然の情報に、世界中が飛びついた。マクラーレンの新代表であるザック・ブラウンは、マーケティングのプロとして知られるが、この注目度からして、善し悪しは別にして、少なくとも面白い、という点で、これはなかなかの鋭い企画と言えそうだ。

まず、誰にとっても、ハッピーということ。マクラーレン自身にとっても、ブラウン代表が直接関係のないマクラーレン・オートモーティブにとってもメリットがある。ロードカーの生産にますます注力しているマクラーレン・オートモーティブにとって、中国が市場を急速に拡大している現状の中で、アメリカは依然として重要な拠点だ。

F1のパートナー(マクラーレンはスポンサーとは言わない)がそっくりそのままボディにロゴ提示がされるのも、パートナーにとって棚からぼた餅的プラス要素だろう。問題があるとすれば、モナコGPが反故にされたことくらいか。「F1の宝のひとつ」にモナコGPを掲げていたバーニー・エクレストンだったら、賛成しなかったかもしれない。

ただし、深堀すると心配も出て来る。アロンソが走るのは、アンドレッティ・モータースポーツ。代表のマイケルは、セナとチームメイトになったこともあり、マクラーレンとの関係も深い。しかし、すでに3台+2台、佐藤琢磨を含む5台をインディ500で走らせることになっているアンドレッティ・オートスポーツである。もう1台のために、優秀なスタッフが集まるのか。

半年前から準備を始めていたなら話は違うが、すでに優秀な人材は職が決まっている。残っているのは優秀でないクルーばかりか?

エンジンの準備は、簡単ではないにしても心配は要らないだろうが、チーム体制が懸念されることころ。下手して佐藤琢磨への影響も気になるところだが、ここは、アメリカ人のブラウンさんがインディ500の難しさやその辺りの事情を知らないはずもなく、ドキドキしながら結果を見せていただくことにしておこう。

[STINGER]山口正己
写真素材:McLaren Honda/LAT Photographic ・ INDYCAR/Chris Owens
記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER