フェッテルとボッタスのバトル–バーレーンGP決勝トップ3会見より
第3戦も最後の最後まで、目の離せないレースだった。
レースのハイライトのひとつは、フェッテルにピンチが訪れたセーフティ・カー導入。レース再会の4コーナーの飛び込みで、ボッタスに並ばれた時。しかし、フェッテルは、あまりよく覚えていない様子。
—-バルデリとセバスチャンに聞きます。二人の間のバトルがどのくらい厳しかったのかを教えてください。
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):ファーストスティントのことかな。僕はピットストップでバルデリを抜いたんだっけ?
バルデリ・ボッタス(以下、ボッタス):いやいや、サイドバイサイドになったでしょ?
フェッテル:あー、セーフティ・カーの後だね。 あれは危なかったよ。僕はうまくリスタートをしたんだけど、すこしトリッキーだった。なぜなら、僕たちは、セーフティ・カーが外れるメッセージが届いたのが遅かったから。そんなにひどいものではなかったけど、ストップ・アンド・ゴーして、少しばかり弾みをつけようとした。ちゃんとしたギャップがあると思ってたけど、レース全体の中での特にあのラップは向かい風が強かったように感じだった。ストレートの途中までは自信を持っていたけど、ミラーをチェックしたら、バルデリが来てたんだ。何度も後ろに火花を見たし、間違いなくディフェンスしなきゃいけなかった。それで、彼がどこでブレーキングを遅らせたかはわからないけど、僕たちはサイドバイサイドになって、最終コーナーを過ぎた時に僕が思っていたよりも接近しててね。でも、幸いなことに、抜かれなかったよ。
ボッタス:本当に接近してたね。僕はターン4の飛び込みでトライしたんだ。
フェッテル:もうひとつあったね。僕は(コーナーの)出口で良くなくて、すごい接近した。ターン4の飛び込みは、バルデリも少しタイヤをロックさせたし、僕も少しロックしたね。
ボッタス:僕はアウトサイドで、いつもトリッキーだった。いいレースをしてたけど、あの時は運がなかった。
フェッテル:忘れちゃったよ。
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photos by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team